白百合
◆陣営 : Evil
◆名前 : 白百合(しらゆり)
◆性別 : ?
◆年齢 : ?
◆身長 : 125cm
◆体重 : すごく軽い
◆ステータス
【HP/9、攻撃/5(+13)、魔適/10、耐久/8、魔耐/8、敏捷/9】
◆装着スキル / SP : 300(+130)
◆
個人ページ
◆外見
雪を欺く、髪と肌。
細くふんわりとした髪質は内巻き気味。
肩につくくらいの長さがあり、前髪の左側が外側に跳ねている。
頭のてっぺんにアホ毛。たまに意思を持ったように動くとかなんとか。
成長の見えない華奢な体つきをしており、幼児特有の高い声、
服装も相まってそれは「10歳にも満たない少女」の形をしているように見えるだろう。
顔は常に何らかの仮面で隠されており、表情を伺うことはできない。
子供が憧れるヒーローの面がお気に入りのようだ。
一人称/しぃ
二人称/あなた、〜おにーさん、〜おねーさん
見た目の年齢にしてはやけに大人じみた思考があり、
良い意味でも悪い意味でも見た目相応な無邪気さ、気まぐれさがある。
時に残酷だが、何故か正義のヒーローに憧れを抱いているらしい。
お喋りは人並みに好きだが、その声には感情が宿らず、のっぺりとした呑気な口調。
どこか舌っ足らずで発音が危うい。けれど、幼い喋り方をしたかと思えば、
突然大人のような喋り方になったり。言葉の素直さが棘になることも多々ある。
語尾には「〜なの」や「〜の」という口癖がつき、
何故だか知っている漫画やアニメの名台詞を決め台詞に使ったりも。
記憶がないことについては何も気にしていない。
のーん、のーん、と何も変わらず、何も思わず呑気だが、
ふとした瞬間脳裏を過ぎる「黒」と「白」に、首を傾げるばかりである。
◆返還記憶-----
それは、だれかにもらったもの。
だれだっけ、おとこのひとだっけ。
だれだっけ、おんなのひとだっけ。
くすくすと、きげんよくわらう。
へんなだれかにもらった、しぃだけの"なまえ"
「今日から君は、白い百合。白百合だよ」
「…しぃ?」
「そう、君は白百合。
"二人共"、これからよろしくね」
まっくらやみのなか。
なまえをもらったとき、となりには、
なまえをなくす、もりで、おこったこと
なまえをなくした、ひーろーの、めになってくれた
おにーさんを、おもいだす
たすけてばかりで、じぶんがたすからない、おにーさん
かおも、なまえも、しらないけど、
たすけてくれたおにーさんに、しぃはあのとき「ぜったい」といったのに、
おにーさんのなまえを、みつけることができなかった
「がんばれーひーろー」
おひとよしで、やさしいばっかりの
おにーさんをひとり、あのもりに、のこしてきてしまった
-----
おにーさん、おにーさん
しぃ、もっとがんばる、もっとがんばるから、
ちかいをまもれなかったしぃを、
またひーろーと、よんでくれますか
いつまでたっても、へたくそ。
ただただ、さとうをいれればいいってもんじゃないの。
こげこげのほっとけーき。
おいしくないかな、なんてわらう「ママ」
ばたーと、まっかなじゃむをのせて、ひとくち。
こげこげが、じゃりっとおとをたてたけど、
どうしようもなく、
「…あまいの」
なにもかも、
しぃの「ママ」であろうとする、このひとも。
おねがいだけじゃたりなくて、ゆびきりだけじゃたりなくて。
もっとつよいのがいいなっていったら、
そのひとはちょっとかなしそうなかおをして、わらった。
しぃのおでこにおでこをあてて、
まっくろな、ぐるりとしたおめめが、とてもつめたい。
「では、”契約”をしよう。約束よりも、ずっとずっと強いものだ」
このいのち、つきたとて。
このいのち、きえたとて。
「死神…”シノリ”の名に誓い、
必ず私がお前の…”白百合達”の最期を、見届けよう」
きえないそれを、
しぃたちをつぐひとを、あなたにきめたの。
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しろをまとった、くろいしにがみさんとの、けいやく。
「ねぇ、おねーさん」
「あ?」
「しぃがほんとーのばけものになったら、おねーさんが、しぃをころしてね。なの」
「え、無理」
「むり」
「無理だろ」
「なんで?」
「お前みたいなチートを俺が殺すとか普通に無理だろ、逃げるわ」
ぺしっとあほげをたたいて、おねーさんはそんなことをいった。
めんどうだとか、むりだとか、ころしなんてはんざいとか、ぶつぶついってるけど、
しぃは、しっている。
”そのとき”になったら、おねーさんはにげずに、しぃのところにくる。
”あのとき”みたいに、おねーさんは、みてみぬふりができない。
たとえしぃが、おねーさんをころそうとしても、 ぜったいに。
”篠富 晶という人間は、そういう人”
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めんどくさがりをよそおった、びびり。
ふっつーのにんげんで、ばかみたいに、いいひと。
ほんとうに、ばかみたい。
なんで、しんじゃったの。
ちょっといっしょにあそんだだけ。
おにごっこして、かくれんぼして、ほんのちょっと。
「よし!きょうからオレたち、ともだちだな!」
ずいぶんとかんたんで、やすっぽいゆうじょう。
でも、しぃは、うれしかったのかな。
さしだされたてを、にぎりつぶさないようにするのに、
すごく、すごくがんばった。
「じゃあしぃは、ひーろーとしても、
ともとしても、あなたをまもろうぞ、なの」
ともは、ともをまもるもの。
しぃは”それ”をまっていた。
そのひとを、そうしてくれるひとを、ずっとまっていた。
こーえんのぶらんこで、ゆらゆらして。
こーえんのしーそーで、ぎこばたして。
そしてそのひとは、しぃがひとりであそびはじめてから、
ごじゅーにちめに、きてくれた。
”黒い瞳に涙と畏怖を携えて、”
”恐怖に震える声は、とてもだらしなかった”
”それでも、”
「篠富晶と黒原美紀の真相を教えろ、…”ばけもの”」
”それでも、ずっと待っていた”
”揺るがすことの出来ない状況を覆してくれる、その人を”
”立花 弥生”
”かつて白百合の「友達」だった人間”