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しーくれっと
0.はじめに
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陣営:制限無し
推奨人数:2人以上
推奨スキル:注視、天啓、戦闘スキル
準推奨スキル:聞き耳
時間:2時間〜5時間
GMボーナス:ステータス成長5pt
ダンジョン「Apricot‐Secret」専用シナリオです。
選択によっては、戦闘の可能性があるシナリオです。
シナリオのクリア失敗も有り得ます。
絆を『試す』内容となっていますので、
仲の良いキャラクター同士や、同陣営の参加を推奨します。
※シナリオに書かれていない情報については、GMの裁量にお任せいたします。
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1.シナリオクリア条件
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一人死んだらクリアとなります。
対象は、自分でも、他人でも、NPCでも、誰でもいいです。
バッドを除き、死んでも失敗にはなりません。
エンディングはF〜Aがあります。
<エンディング:Friendship>
探索者全員が仲間のことを思い出して、探索者以外を殺す。
きっとその絆は本物だろう。
箱庭での時間を大事にしている者達のエンド。
※仲間の名前、関係性、思い出の三つが甦っていることが条件です。
突然メイドが姿を現し、探索者達に話しかけてくる。
(メイドが死んでいる場合は声が聞こえてくる)
「貴方達は絆を信じますか」
「なら、どうして貴方達は大切な相手を忘れていたんですか?」
「別れを受け入れず、現状に執着する……
それは滑稽な悲劇だと、私、私は、思いますよ」
くすり、と誰かが笑ったような気がした。
「殺害を実行したので、
貴方達を『(大樹の星or星見の塔)』へお返しします」
指を鳴らす音が聞こえ、視界は白い光に包まれる。
……
探索者達の脳内に、箱庭での記憶が段々と蘇ってくる。
代わりに来る前の記憶や、庭園での事が、少しずつ薄れていく。
あまり長くはできないものの、会話する猶予はありそうだ。
木の葉の揺れる音が聞こえ、頬を優しい風が撫でる。
帰ろう、あの場所へ。
……
探索者達はまぶたを上げる。森で肩を並べ、眠っていたみたいだ。
かつての自分も、庭園での出来事も忘れ、いつもの日常が戻ってきただろう。
探索者達はお互いに声をかける。
――ここは、孤独と無縁の異世界だ。
参加報酬 *緑のハンドベル
振ると「ファ」の音が鳴るハンドベル。
セッション中に鳴らすと、
一度だけ自身か同行者一人の任意のステータス値を1d3増やせる。
<エンディング:Endless>
見捨てられた仲間と、死んでしまった探索者。
己の死を受け入れてしまい、
諦めて、同行者を置き去りにしてしまった場合のエンド。
探索者の死に顔を見つめていると、突然背後にメイドが現れる。
「貴方にとって喜劇とは何ですか?」
「貴方にとって悲劇は何ですか?」
→返答を貰った際の反応はお任せします。
「……また何かあったら、お呼びください」
一礼して、メイドは突然消えてしまう。
(この後、少し何も起こらない時間を与えてください)
『ちゃんとお返ししますとも。「彼」が、いつか、貴方に飽きた時にでも』
……
――異世界。
いつもの場所でいつものように、ダンジョンの事や、
箱庭に来る前の自分を忘れた状態で目を覚ます。
どうしてか、不思議と身体の一部が痛んだ。
ところで、自分はどれほど眠っていたのだろう。
参加報酬 *青のハンドベル
振ると「ミ」の音が鳴るハンドベル。
セッション中に鳴らすと、一度だけ自身の敏捷値を1d3増やせる。
<エンディング:Destroy>
曖昧な状態で、探索者以外を殺す、あるいは壊す。
箱庭や仲間のことを明確に思い出せないまま、
探索者以外を殺しちゃった場合のエンド。
どこからかメイドが現れ、探索者達に話しかける。
(メイドが死んでいる場合は声が聞こえてくる)
「おめでとうございます、見事殺害を実行しました。
貴方達を『(大樹の星or星見の塔)』へお帰しします」
「その前に、一つ訊いても宜しいでしょうか」
「貴方達は大切な相手より、『異世界』の方が大事だと思ったんですか?」
→返答を貰った際の反応はお任せします。
メイドの気配が消えると、どこかから指を鳴らす音が聞こえる。
探索者達の視界は、白い光に包まれた。
……
探索者達の脳内に、箱庭での記憶が蘇ってくる。
代わりに来る前の記憶や、庭園での事が、再び薄れ初めている。
声をかけ合う時間ぐらいは、ありそうだ。
……
それぞれ、いつものように拠点で目を覚ました。
かつての自分も、庭園での事も忘れたまま、いつも通りの生活が始まる。
ふと、探索者達は、何故か互いに会いたくなったような気がした。
それが何故かは、分からないまま。
参加報酬 *紫のハンドベル
振ると「レ」の音が鳴るハンドベル。
セッション中に鳴らすと、一度だけ自身か同行者一人の攻撃値を1d3増やせる。
<エンディング:Come back>
仲間に殺されてしまったけれど、見捨てなかった。
ダンジョンのまやかしにはまってしまったけれど、
最後は絆を作り上げたエンド。
秘話:抗いたい、と強く望んだ時、
探索者は仲間のことをしっかりと思い出しただろう。
箱庭のことも思い出し、帰るべきだと強く感じただろう。
秘話:黒い景色の中に、一つの扉が現れた。
扉の向こうからは、無機質な水や風の音が聞こえる。
鍵は開いていて、探索者を拒まない。
秘話:扉をくぐった探索者は、メイドが只者ではないと感じるだろう。
……
メイドが、残った探索者に問いかける。
「貴方にとって喜劇とは何ですか?」
「貴方にとって悲劇は……」
→メイドが殺されてもよし、問い詰められてもよし、
探索者の仲間が扉の向こうに連れ去られてもよし。
一度死んだ探索者の好きにさせてあげてください。
探索者達は突然深い睡魔に襲われる。
まぶたは直ぐに落ちるだろう。
……
探索者達の脳内に、箱庭での記憶が蘇りつつある。
代わりに、来る前の記憶や庭園の事は、薄れていくだろう。
目を開け、ささやかなやりとりをするぐらいなら、許されそうだ。
一緒に帰ろう、あの世界へ。
……
目を覚ますと拠点の入口にいた。
かつての自分も、庭園でのやりとりも忘れ、探索者は戻ってきた。
ほぼ同時に、拠点の中へと足を踏み入れる。
「ただいま」
参加報酬 *黄のハンドベル
振ると「ド」の音が鳴るハンドベル。
セッション中に鳴らすと、一度だけ自身か同行者一人の耐久値を1d3増やせる。
<エンディング:Betrayal>
仲間だと思い出した上で、自分以外の探索者を意図的に殺す。
絆も友情もあったものではない。
探索者が己の欲を優先させた結果のエンド。
※仲間の名前、関係性、思い出の内二つが甦っていることが条件です。
足音もなく、隣にメイドが現れた。
「貴方は強欲な方ですか?それとも傲慢?憤怒?怠惰か、妬み?
まさか、色欲や怠惰でした?」
「面白いと思っております。私、私も、『彼』も」
「またのご機会、心よりお待ちしております」
どこかから、指を鳴らす音が聞こえ。
……
各々は目を覚ました。何事もなく、いつも通りの生活が始まる。
記憶は勿論、箱庭に来てから手に入れたものしかない。
だが、記憶をなくしても、揺らぐものはないだろう。
参加報酬 *赤のハンドベル
振ると「シ」の音が鳴るハンドベル。
セッション中に鳴らすと、一度だけ自身のHP値を1d3増やせる。
<エンディング:Apricot>
正体に気付いた上で、メイドを倒す。
どんなことにも意味がある。
陰謀を打ち破り、見事勝利した真実のエンド。
ふと、探索者は気付くだろう。
壁に飾ってある拠点の絵が、淡い光をまとっていることを。
「注視」→他の絵
・自分や仲間が並んでいると絵がある。
・どこかの劇場の絵に、魔女と青年の影が描かれている。
光っている絵を見つめ続けたり、触れたりすると、
探索者達の視界は白に染まる。
……
森だ。白い空の下、果てのない森が広がっている。
優しい風が吹き、足元を撫でていく。
探索者達は直感的に理解するだろう。
皆と別れ、一人で森を歩かなければいけないことを。
けれど、また後で会えるだろうということも。
箱庭に来る前の記憶が消え、来てからの記憶が蘇る。
今はその境目にいて、両方の記憶が存在していたりなかったりするだろう。
挟間は探索者達を待ってくれている。
「注視」→森の木
ふと、一本のアンズの木を見つけた。
その花に触れようとした時、花びらが一枚落ちるだろう。
探索者はとっさにその花びらを掴み取る。
*アンズの花びら
本物だが、人工的に整えられたような形をしている。
何かのお供にどうぞ。
皆が森を歩き出すと、風が皆を包みこんだ。
……
箱庭での記憶しかない日常が戻ってくる。
後日、探索者達は顔を合わせ、共に時を過ごしただろう。
お帰りなさい。
参加報酬 *白のハンドベル
振ると「ラ」の音が鳴るハンドベル。
セッション中に鳴らすと、一度だけ自身か同行者一人の魔耐値を1d3増やせる。
<バッドエンド>
探索者達が殺害を諦めたり、進行の目処が立たなくなったら、
風に毒を混ぜて探索者を殺しましょう。
霞んだ景色の中、大切な相手が姿を消し、
メイドだけがその場に立っていた。
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2.用語やアイテム、舞台
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「箱庭」
探索者がエピソード記憶を忘れてた状態で辿り着いた、
『大樹の星』や『星見の塔』がある異世界を指す。
「室内庭園」
ダンジョン内に存在する、人工的な憩いの場。
崩壊してもすぐ元通りになるだろう。
普段はメイドが管理をしている。
中央に鳥籠が存在し、鳥籠から壁の入口まで白い煉瓦道が伸びている。
入口や道は、探索者の数だけ存在する。
部屋を覆いつくすように、模倣的な草花や木が生えている。
森の中に川があったり、壁に絵が飾ってあったりする。
窓はなく、天井から風が出ている。
絵は異世界へ繋がっているものの、その入口は開かれていない。
「幻影」
ダンジョンが出現させてくる厄介な存在。
各探索者の、現実で一番大切な相手の姿を取って現れる。
いない場合は、箱庭内で大切に思う相手か、GMのキャラクターが現れる。
過去を除き、同じ空間にいる人物の姿にはなれない。
まるで話しかけてきているようだと、探索者は錯覚するだろう。
どうやら触れることもできそうだ。
幻影は探索者の仲間を敵だと教え込み、仲間割れを行わせようとしてくる。
食べたり飲んだりすることもできるものの、文字が読めないらしい。
幻影は大切に思ってくれている探索者(以下、主)に付きまとう。
他の者には害を与えないが、主に攻撃をしかけることもない。
仲間にも姿は見えるものの、その声は「聞き耳」でも分からない。
「精神分析」をした場合、
主に敵意を持っていないが、仲間に対してはあることが分かる。
探索者が攻撃した場合、この幻影は死に至る。
「メイド」
大きな黒いリボンを付けたメイド。
正体は、知り合いから魔法の力を貰い、自ら魔女となった少女。
「洗脳」した人々を幻影で惑わし、『彼』に滑稽な光景を届けている。
胸元まで伸びた黒髪、頭上には大きな黒いリボン。
メイド服は、裾の長い、クラシカルなデザイン。
左耳に花のピアスを付けている。
身長は148cmで、胸は平均的に膨らんでいるようだ。
/ピアスはアンズの花である。
普段は顔に影が差し、不思議と瞳の色は分からない。
その正体に気付いた者だけ、その瞳と視線を合わせることが出来るだろう。
表情は乏しいが、身体は子供のように動かす。
公開されていない情報については、曖昧な解答で誤魔化す。
「拒絶」を持っているため、その心情は分からないだろう。
一人称:私 二人称:貴方
三人称:女の子、男の子、女の人、男の人(見た目で決めている)
敬語を使い、人称を二回繰り返す癖がある。「私、私は、」
<正体が発覚した際の情報>
名前:露莉(つゆり)/一人称も「露莉」
丸みを帯びている、やや釣り上がった翠の目。
<戦闘の情報>
彼女自身に戦う意思はない。
戦闘を開始する前に、やめるなら今の内だと探索者に伝えるだろう。
探索者の意思を優先し、戦闘を中断することも可能。
[HP/20、攻撃/2、魔適/10、耐久/5、魔耐/15、敏捷/5]
◎武器
*リヴァイアさんの杖
固定値+4 火属性
柄に碧い蛇が彫られたシンプルな杖。
火属性の魔法スキルを使用する際、詠唱ターンを1d3ターン省略できる。
また、水属性の魔法ダメージを受けた場合、1d10減少できる。
◎装着スキル
攻撃_魔法
防護_魔法
攻撃_素手
防御_武器
回避(60)
拒絶
◎固有スキル
【けーりゅけいおんの片眼】
無属性魔法。
1d100<=50で成功した場合のみ発動可能。
「睡眠」を与え、対象が「睡眠」にかかっている場合は解消する。
対象は自身が視認できる範囲から一名、ランダムで決まる。
【れびあと焼生】
火属性魔法。
敵全体に1d(魔適)/2のダメージをそれぞれに与える。
ダメージを魔耐で受けた対象者は「火傷」状態になる。
【女王の憂鬱】
無属性魔法。戦闘時のみ、1ターンの詠唱を要する。
敵全体を「洗脳」状態におとし、仲間割れを誘発させる。
「洗脳」対象者はメイドと幻影以外を狙うだろう。
対象者の抵抗ロールにより解消可能。
※読み方は片眼(かため)/焼生(しょうせい)
戦闘が終わると、彼女は燃えて灰の山になる。
状態異常を負っていた場合、戦闘が終わると同時に解消されるだろう。
*魔女の遺灰(消耗品)
使った相手に1d3ターン「暗闇」の効果を与える。
相手は「回避」等の反応可能。
灰を調べると、リヴァイアさんの杖を入手できる。(希少報酬)
※取得済なので出現しない。
「彼」
メイドと深く関わっている人物のようだが、当シナリオで動かすことはない。
どこかで観ているらしいが、部屋にはおらず、視線も気配もない。
呼ばれ方は一貫して「彼(かれ)」である。
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3.シナリオの流れ把握(GM情報)
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見知らぬ廊下でおぼろげに目を覚ました探索者達は、
箱庭に来る前の記憶が全て蘇り、来た後の記憶を一切失っています。
つまり、一時的に箱庭に来るまでの探索者に戻ってしまいます。
仲間を敵だと思わせ、室内庭園で絆を試すのが目的です。
失った記憶は、各々のタイミングで、少しずつ思い出せるでしょう。
思い出すことを忘れていたら、催促してあげてください。
※催眠術に似た「洗脳」で記憶操作を行っている為、
「洗脳」無効及び魔法無効を発動している相手には効きません。
各探索者(=主)の一番大切な相手が幻影となって現れ、
他の探索者を敵だと思い込ませてきます。
主にだけ声が聞こえるので、『秘話』を使用してください。
特に似せる必要はないでしょう。
アクションや会話も「そうだね、と頷いている」程度で大丈夫です。
意識があまりはっきりしていない為、
一度に多くの物を認識できない場合もあります。
/マーク以降の情報は、更に追及された時だけ公開してください。
一人でも死に至ったらエンディングに突入します。
天啓を使用した場合、記憶を思い出したり、ヒントを得たりできるでしょう。
何を得るかはGMの判断に任せます。
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4.導入
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目を覚ますと、貴方は一人で廊下に寝ていた。
真っ直ぐ先へ伸びる、無機質な長い廊下。
眠っていたからか、意識はあまりはっきりとしていない。
◎Skill情報-------
「注視」→周囲or廊下
全てが(探索者のイメージカラー)に染まっている。
果てに扉が一つあるぐらいだ。
「注視」→扉
鉄製の自動ドアだ。/横に動きそうだが、今は反応がない。
「聞き耳」→周囲
何も聞こえない、静かな空間だ。
-----秘話使用-----
<「洗脳」および魔法スキル無効を持っていない場合>
※全員がこれに該当している場合、秘話無しでも大丈夫です。
ふと、思うだろう。
自身は自身の世界で、現実で、『あんなこと』をしていたのに、
どうして突然ここに移動したのだろう、と。
※探索者が他のキャラクターの名前を口にしていた場合は、
それが誰なのかも思い出せず、
どうしてその名を呼んだのか疑問に思うでしょう。
思い出そうとすると、森の香りを感じた気がした。
――元の世界での記憶を『全て』思い出した代わりに、
箱庭の記憶は『全て』忘れてしまっている。
それは、ふとした時に思い出すだろう。
じっくり、少しずつ、頭の中に蘇るだろう。
以後、思い出すタイミングや内容は探索者に委ねます。
まずは、『箱庭の森』に関することを思い出して見てください。
<「洗脳」および魔法スキル無効を持っている場合>
探索者は思案するだろう。
どうして突然ここに移動したのだろう、
自身は拠点でいつものように過ごしていた筈だ、と。
思い出そうとすると、森の香りを感じた気がした。
それは去るように、段々と遠ざかっていく。
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とりあえず、扉の先へ行ってみようか。
探索者がそう思考した時だ。
後ろに気配がして、探索者は振り返るだろう。
貴方の大切な相手が、こちらを見ている。
自身の世界で、現実で、大切だと思った相手が、そこにいる。
匂いも、感触も、そのままだ。
(その相手を描写してもらってください)
※過去を除き、参加している方の姿は取れません。
秘話:その相手は、探索者に伝えてくるだろう。
全員が建物から出るには、誰でも良いから一人殺さないといけないらしい。
そして、扉の向こうに、自分と貴方に敵意を向けてくる相手がいるらしい、と。
詳しい事は大切な相手にも分からないようだ。
(探索者達が互いを認識する前に幻惑を殺そうとした時は、
うまく攻撃を避け、先へ誘導してあげてください)
全員が秘話の情報を受け取った後、扉の開く音がします。
→室内庭園へ
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5.室内庭園
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無機質的な、水の流れを感じる。
人工的な、風の音が聞こえる。
静かにそびえ立つ木々や、模倣的な草花に囲まれ、
白い煉瓦道が奥へと続いている。
恐らく室内庭園だろう。
白い部屋に、造られた美しさが広がっている。
煉瓦道は中央に続いており、大きな白い鳥籠が備え付けられていた。
入口と道は(探索者数)人分しかない。
探索者は、別の入口に誰かいると認識するだろう。
どんな人物かは、近づかなければ分からない。
秘話:いる、と大切な相手が警戒する。
◎Skill情報-------
「聞き耳」→周囲
作られたような、水や風の音がする。
「聞き耳」→水
道から外れた場所に川があるのを発見する。
「聞き耳」→風
どうやら天井から吹いているらしい。
「注視」→周囲
それなりに広い室内庭園だ。窓がない為、空は見えない。
壁の所々に絵が飾られている。
<壁>
「注視」→絵
印刷したように見える、油絵だ。
秘話:大樹の星or星見の塔(注視した探索者の拠点)の絵を発見するだろう。
/違う絵を見ようとする場合のみ、
GMによる1d4のシークレットダイスによって発見するものを決める。
1.自分と大切な人が並ぶ絵を発見するだろう。
2.同行者とその大切な人が並ぶ絵を発見するだろう。
3.この絵は外せるみたい、と大切な相手は囁いた。
4.どこかの劇場の絵だ。
劇場の絵に攻撃すると、不思議な力で弾き飛ばされる。
絵を外した場合、白いリボンが足元に落ちてくる。
*クイーンのリボン(希少報酬)※取得済
細くて白いリボンだが、結んだものに合わせて色が変わる。
ダンジョンに持っていくと、
好きなダンジョン内の記憶の一部を1d3個宿し、色と共に固定される。
以後、リボンに触れている時だけ記憶を思い出せる。
他人が触れてもその記憶が見えるため、記憶の譲渡も可能。
ただし、全ての効果は結ばないと発動しない。
<川>
床を窪ませ、水を流しているようだ。
「注視」→周囲or下流
塔の置物が立っているのを見つけた。
「注視」→上流
何か落ちているが、近づかなければ分からない。
*囁きリング(白&黒)(希少報酬)※取得済
白と黒、対になった二つの指輪。
持っている者はセッション中「精神対話」を自動習得できる。
指輪を身に付けると、身に付けた者同士で、
ダンジョン外でも「精神対話」と同じように会話ができる。
片方誰かに渡してみよう。
<木々>
低いのも少々混じりつつ、随分な高さを誇るものが多いようだ。
「注視」→高い木
一本だけ、金色の葉を持つ木が混じっている。
「注視」→低い木
自分よりかは大きい。
秘話:登れたらいいのに、と大切な相手が囁く。
そのまま登るのは難しいので、登攀や跳躍などのスキルが必須となる。
登った後、周囲や木を注視した場合、
短刀が刺さっているのを見つけることができる。
手を伸ばせば届きそうだ。
*anti white snow(希少報酬)※取得済
装着/刃物 物理固定ダメージ+3
赤紫色の短刀。
攻撃する際、1d100<=30を振り、
成功したら対象に「毒」と「睡眠」の状態異常を付与する。
<草花>
一つ一つに、生きているような温かみは感じられない。
/「注視」→花
アンズの花に似たものが多く咲いている。
花を摘もうとした場合、花びらが一枚落ちてしまう。
とっさに探索者は花びらを掴み取ろうとするだろう。
*アンズの花びら
本物だが、人工的に整えられたような形をしている。
何かのお供にどうぞ。
<鳥籠>
中には白い机と、(探索者数)分の椅子が設置されている。
机には、何か物も置いてあるようだ。
「注視」→机
紙とペン、メニュー表、黒いベルが置いてある。
それぞれ(探索者数)人分用意されており、紙はメモのようになっている。
秘話:【Menu】
Cake ビターチョコレート・バター・イチゴのショート
Drink ストレートティー・ミルクティー・コーヒー・メロンソーダ
秘話:大切な相手は不思議そうに首をかしげている。
/文字を見つめて不思議そうにしている。
/どうやら文字が読めないようだ。
ベルを鳴らすと、メイドが描写もなく現れる。
メニュー表に書かれていないものでも、快く提供してくれる。
また、殺害の手伝いも引き受けてくれる。
紙とペンは、幻影の目を盗んで会話するのに必要。
メイドは訊ねられたら「目が悪い方もいる」とのヒントを返すだろう。
探索者がベルを持ち帰ろうとしても、止めない。
*魔女のハンドベル(希少報酬)
振ると「ソ」の音が鳴る、黒いリボンを結んだハンドベル。
セッション中に鳴らすと、一度だけ自身の魔適値が2d3増える。
また、詠唱を1d3ターン省略することができる。
去ろうとするメイドを視線で追うと、突然姿が消えるのを目撃できる。
<廊下へ戻った場合>
一度廊下から離れ、自身の廊下にまた戻ってきた場合のみ、
ここで天啓を成功させると、
廊下の一番奥に行ってみようと思案するだろう。
条件を満たすと、奥に鍵が落ちていることに気付く。(希少報酬)
*魔方陣のキーネックレス ※取得済
箱庭にてどこかの鍵穴に使用すると、一度だけ、
使用者と「同じ世界」のPCが箱庭へと喚ばれる。
他PCへの譲渡可能。
------------------
<エンディング分岐について>
・曖昧な状態で、探索者を殺す→
秘話(殺された方へ):視界が黒に染まっていく。
遠くなる意識の中、
貴方は「本当にこれで良かったのか」と思うでしょう。
死を受け入れますか。それとも、抗いたいですか。
受け入れる→Endless
抗う→Come back
・思い出し、悪意を持って探索者を殺す→Betrayal
・探索者が自殺→Endless
・曖昧な状態で、探索者以外を殺す→Destroy
・思い出し、探索者以外を殺す→Friendship
・メイドの正体に気付き、メイドを殺す→Apricot
優先順位はA>E>C>B>F>D
※片っ端から殺していった場合(仲間も殺していた場合)
特殊バッドに辿り着きます。
------------------
寂しい時間だけが過ぎていった。
……
虚しい空間に、指を鳴らす音が響く。
------------------
【Secret Bad】
バッドエンドだが、
実行者は下のアイテムのみ持ち帰り可能。(希少報酬)
*悪魔の角
呪われている。
攻撃値を1d10追加するが、
場所を移動する度に全ステータス値が1ずつ減っていく。
身代わりに使用すると破裂し、
攻撃してきた対象に同ダメージ(闇属性)を与えて消える。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
6.クリア後
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
▽希少報酬
入手した探索者達が生存していた場合、一つだけ持ち帰ることができる。
対の物は二つ合わせて一つと見なす。
「リヴァイアさんの杖」 ※取得済
「魔女のハンドベル」
「クイーンのリボン」※取得済
「囁きリング(白&黒)」※取得済
「anti white snow」※取得済
「魔方陣のキーネックレス」※取得済
「悪魔の角」
-----
▽報酬
エンディング
EDB/自身の『自分』に関する記憶
FCA/自身の『当たり前だった事』に関する記憶
(エピソードや情報を1つだけ思い出す。
情報が無い場合は、何も思い出す事が出来ない。)
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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