苺味のアッシュ
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陣営:制限無し
推奨人数:1人
推奨スキル:無し
時間:6〜8時間程度 (探索者によって大きく変動します)
GMボーナス:SP成長+50(三回のみ重複可)
「注意事項」
アイテムの持ち込み禁止です。
また、このダンジョン内で入手したアイテムは持ち帰ることが出来ません。
ダンジョン「アッシュベリー邸」専用のシナリオです。
偽の「設定」をGMとPLが付け足していきながら進行するシナリオです。
GMの「腕試し」シナリオとなります。
淡々とするも、面白くなるも、辛くなるも、演出は全てGMの腕次第です。
このシナリオのテーマは『本の中の物語』です。
探索者は誰かに導かれながら、或いは自分で世界を作り上げながら進んでいくでしょう。
【】でくくられた言葉は探索者にGMから提示される「設定」。
『』でくくられた言葉は探索者が提示する「設定」。
「設定」は全て「偽り」のものです。
【】の設定はシナリオに記載してあるものしか提示できません。
基本的に『』の設定で進めてください。
※シナリオに書かれていない情報については、GMの裁量にお任せいたします。
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まるで物語の中に組み込まれたかのように。
あなたは「設定」を辿る、その先に待つENDへ続く文字を。
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探索者がきちんと「本の物語のEND」を終えればクリアです。
終わり方はどんなものでも構いません。
物語を読み終えると、エイミーはあなたに感謝し、
物語の感想を述べたあと眠そうに欠伸をしてベッドに入ります。
「おやすみなさい、また明日」
その言葉を聞いた瞬間、
あなたは夢が覚めたかのように、元の自分の部屋でハッと目を覚まします。
偽りの記憶を本物の記憶かのように思い出しながら。
探索者が本を読むのを拒否したり、物語を語ることを拒否した場合、
夢が覚めたかのように、たちまち元の自分の部屋でハッと目を覚まします。
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金の髪、赤い目の少女。
誰もいない屋敷に一人で住んでいる。
どこか固い価値観を持っており、見かけの割には大人びた印象を持つ。
タルトケーキが好きで、料理と洋服を畳む事が苦手。
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探索者は気が付くと大きな屋敷の前に一人立っています。
周囲は暗い森に囲まれ、空は黒深く小さな星が瞬いている。
【現在時刻は深夜に近い】
【自分はこの屋敷に所用があって訪ねてきた】
【それはこの屋敷に住む一人の親愛なる少女に関することである】
【まずは少女に会わなければ】
扉をノックすれば、暫くして扉が内側から開かれる。
扉の隙間からは金の髪に赤い瞳の少女が顔を覗かせる。
「こんばんは、良い夜ね」
【彼女を自分は知っている】
【彼女の名前はエイミー・アッシュベリー】
【エイミーは10歳の少女】
【エイミーと自分はとても親しい】
【エイミーは本が大好き】
【自分の用とはエイミーに寝物語を聞かせてあげることだ】
エイミーからそれとなく、寝る前に本を読んでほしいことを催促するといい。
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屋敷内は明かりも点けておらず、暗いまま。
明かりはエイミーが持っている火が灯った燭台のみである。
屋敷にはいくつかの部屋があると思うが、
部屋の内容や個数は探索者に任せてしまってもいい。
好きにアイテムを配置して構わない。
二階へ向かう階段があり、エイミーの自室は二階の一番奥である。
特に何もなければエイミーはそちらへ真っ直ぐと向かうだろう。
階段の後ろ側には地下室へ向かう扉があります。
地下室にはたくさんの古ぼけた本が眠っている。
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エイミーが差し出す本は5冊。
下記から好きな本を5冊選んで出していい。
残りの本は地下室に眠っている。
探索者が望むのであれば、新しい本を作成してしまってもいい。
ただし、提示できる本の【設定】の数は5つである。
【あなたは小国の王の子である】
【小国は凶悪な怪物の脅威に晒されている】
【怪物は一月に一度生贄を国に要求する】
【生贄を怪物に捧げる日は明日に迫っている】
【今度の生贄は、あなたの大切な者である】
【あなたは魔族を統べる魔王である】
【あなたは絶大的な力を有している】
【自分の国の周囲にはか弱き人間族が住む国がある】
【人間族は魔族を恐れている】
【あなたは最近退屈で仕方がない】
【あなたは海の底の都に住む人魚である】
【陸には二本の足をもつ人間が住んでいる】
【人間の中で人魚を見たことがある者は少ない】
【人魚は人間と関わりを持たないようにひっそりと暮らしている】
【あなたは地上の世界に憧れている】
【あなたは物言えぬ動かぬ人形である】
【あなたには自意識が存在している】
【あなたは過去に子供の玩具であった】
【子供は成長し自分を棄てた】
【あなたが今いる場所はゴミ捨て場の段ボールの中である】
【あなたは飲めば何でもひとつだけ願いが叶う魔法の酒を手に入れた】
【今あなたの目の前には2人の人物が酒を求めている】
【1人は誰でも知っているような大富豪、1人はあなたの愛する者】
【酒は1人分しかない】
【あなたは酒の扱いに悩んでいる】
【あなたは幽霊である】
【たった今身体から抜け出したばかりだがまだ身体は生きている】
【このまま死を選び共に死んだ家族の元へ行く選択がある】
【身体に戻り生を選びあなたを愛する人と共に生きる選択がある】
【あなたは迷っている】
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▽クリア報酬
『偽りの記憶』
探索者が元々持っていなかった偽りの記憶を入手できる。
物語の内容に応じたものを与えてください。
例)自身の「立場」に関する偽りの記憶
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