廃墟に向かう
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扉をくぐって箱庭世界に帰ることができればクリアです。
※シナリオ中に死亡することがあれば、希少報酬やクリア報酬はもらえません。
探索者はダンジョン内での記憶をなくした状態で、森の中で目を覚ますでしょう。
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今回舞台となる廃ビルがある街のある国は、現実世界でいう「日本」にあたります。
国土面積、国旗、貨幣などは現実世界の日本と変わりません。
数カ国の例外を覗いてどこへ行くにもパスポートを必要としないため、
新天地を求めた人々が容易く国を移動できるようになり、
結果どこの国にも「スラム街」が増え、今日の政府の悩みの種となっています。
この日本にも、廃ビルを挟んで北側にスラム街が存在します。
上記の理由でほとんどの国で多種多様な人種が在住しており、
むしろ同じ人種しか暮らしていない地域の方が珍しいぐらいです。
現実世界ではありえないような髪色の人間も多数存在するため、
よっぽど姿形が人間離れしているか、奇抜な格好をしていない限り、
どんな探索者もじろじろと見られることはないでしょう。
また、どこにでもスラム街があるということ、
「鬼」と呼ばれる化け物が夜を闊歩することから、銃刀法はありません。
護身用の刃物なら商店街でも簡単に手に入れることができます。
(※しかしこの商店街は比較的安全な地域なので、銃の入手はできません。)
そして銃刀法がないとはいえ、武器を見せびらかしながら歩くのは非常識とされています。
今回シナリオに登場することはありませんが、
商店街の一部の人やスラム街の住民からその存在のことを耳にするかもしれません。
裏でこの街の治安を管理している組織です。
スラム街のほとんどの住人と、商店街で店舗を構えている人間には知られています。
正式名称を知る者はおらず、彼らのことを憎々しく思っている人からは
「自警団気取りの連中」と呼ばれています。
トップは年配の男性だという噂。
スラム街の住人が商店街の人間に危害を及ぼさないよう見張るのと同時に、
スラム街の住人を虐げないこと、雇用に関し均等な機会及び待遇を与えることを
商店街の人々に言いくるめており、商店街のことも見張っています。
どちらかがどちらかを傷つけた場合加害者に苛烈な制裁を加える存在です。
そのためスラム街・商店街の店舗経営者双方から恐れられているようです。
人ならざるもの。
巨大な影のような巨人だったり、美しい女だったりと姿は様々。
大なり小なり角が生えているのが唯一の共通点です。
真夜中、ときには昼間でも人を襲い、その肉を食らいます。
鬼専門の退治屋が存在し、NPCの「少年・デニトリー」がそれにあたります。
鬼の襲撃はこの世界にとってそう珍しいことではありません。
襲われた人は、お気の毒なことですが。
ちなみにこの世界では対鬼の防犯グッズとしてスタンガンが主流です。
廃ビルに勝手に住み着き、そこで修復屋を営んでいる少女。
修復の腕は非常に優秀。ボサボサの深緑の長髪に青緑色の瞳を持つ。
その静かで無機物的な雰囲気と顔立ちはビスクドールを思い出させる程に整っています。
背丈は165cmで痩せ型。常に無表情。年齢は16歳程。
他人に関心がなく、物を除く大抵のことにあまり感情を動かされません。
人ならざる者の声や姿を見聞きすることができ、ドアや机、椅子などの物、
及び物に宿るつくも神になりかけの意識(つくも神自体も含む)を深く愛しています。
ひとたび目の前で物が傷つけられたら普段の無表情から一転、怒りを露わにすることも。
また、食事があまり好きではないので食べ物を勧められると断ります。
■一人称/私 二人称/貴方
(!)他人のことを決して名前で呼ばず「貴方」で済ませます。
他人を名前で呼びたくないようです。
淡々とした口調。「了承した」「知らない」等断言的な言葉使いをすることが多々。
【口調サンプル】
「そう・・・了承した」
「私は修復屋。名はジル」
「それは、私には関係のないことでしょう」
鬼専門の退治屋を営んでいる少年。
癖の強い、うねるような青色の短髪にぎょろりとした黒い瞳を持っています。
とても騒がしいうえに、人を煽るような言動をとることもしばしば。
身軽ですばしっこく、それなりに戦闘の腕も立つ、12歳程の少年。身長は149cmです。
おつむがかなり弱い単純バカ。
ジルのことを好いており、彼女に会いによく廃ビルに突撃しています。
基本的に他人の言うことは聞きませんが、ジルの言ならば多少耳に入れるようです。
ジルのことはジルジルと呼んでいます。
■一人称/僕様 二人称/お前 他人のことは呼び捨て。
音四つ以上の名前は頭二文字だけ取って呼ぶことが多いです。
(例:ブルックリン→ブル)
一つの単語をなんども繰り返す癖があります。
【口調サンプル】
「はぁああああ!? やぁーだやだやだ僕様そんなことしねーよばぁああか!!」
「え、手伝う? いらないいらないぜぇんぜんいらなぁーい!
お前なんかいらねえんだよばぁぁあか! ひゃはははは!」
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探索者は森の中で、ある一本の木に取り付けられている
古びた木製のドアを発見します。
そのドアは廃ビルの一室に通じており、
探索者はそこで修復屋を営んでいる少女と対面するでしょう。
「帰りたいのならば、来た時同様そのドアをくぐればいい」
そう少女が言おうとした次の瞬間、
窓の外から突撃してきた青髪の少年が、誤ってドアを壊してしまいます。
一部が破損してしまったドアは機能を失い、ただの木製のドアになってしまいました。
修復屋の少女曰く、壊れた部分を修復すれば、
ドアはまた出入り口としての役目を取り戻すとのこと。
しかしドアの修復のための道具が足りないのだそうです。
そこで探索者は少女にお願いされ、
修復に必要なものを買いに商店街へ行くことになります。
「廃ビルの南」にある商店街にはいろんな店が立ち並んでいます。
修復道具以外にも、日用品を始めとする
大概のものは手に入れることができるでしょう。
また、商店街の広場では福引をおり、買い物をすると2,000円ごとに一枚福引券が貰えます。
探索者が買い物を終え、商店街から廃ビルに戻ろうとした帰り道、
「鬼」と遭遇することになるでしょう。
幸いこの街には鬼専門の退治屋がいるため、戦闘を避けることもできますが。
「廃ビルの北」にあるスラム街には、簡素な家が建ち並んでいます。
ちょっとしたスリルを味わいたいなら行くのも手かもしれません。
修復に必要な道具を手に入れ、廃ビルで少女に渡せば、
「二時間後」には、ドアはすっかり傷つく前の姿を取り戻しています。
→「修復屋の少女が死んでしまった場合」
ドアが修復され終わる前に修復屋の少女・ジルが
なんらかのアクシデントに見舞われ死亡した場合、
探索者は制作_工作を振り、自らの手でドアを修復しないといけなくなるでしょう。
→「探索者が買い物に行かなかった場合」
修復屋の少女・ジルの頼みを聞き入れず、探索者が修復道具を買いに行かなかった場合、
夜になって、やっと自分の用事を終わらせたジルが
自ら商店街へ買い物に行き、道具を揃えます。
戻ってきたら早速ドアの修復を始めるでしょう。
この場合も「二時間後」には、ドアはすっかり傷つく前の姿を取り戻しています。
ドアを潜り元の森に帰れればシナリオクリアです。
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ある晴れた日の、穏やかな空の下、探索者が森を歩いていると
森の木のとある一本の幹に、古びた木製のドアが設置されているのを発見します。
(壊そうとしても、なぜか傷一つ付けられません。)
「透視」「範囲探知」をしてみても、その向こう側には木の幹があることしかわからないでしょう。
しかし扉を開けてみれば、なんとそこは廃虚の一室になっていたのです。
廃墟の一室→【5.ジルの仕事場】へ
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探索者が最初にたどり着く部屋です。
打ちっ放しのコンクリートの天井、壁、床にはヒビが走っており、
いかにも廃墟といった内装をしています。
右側の壁に並ぶ二つの窓はかろうじてガラスが残っている状態です。
左側の壁には、廊下との出入り口であろうドアが見えます。
正面奥の壁には、探索者に背もたれの裏側を向ける形で
3人掛けのソファが設置されています。
その隣には、比較的真新しい棚も見えることでしょう。
(※奥の壁のソファにはジルが寝ています。)
廃ビルの北にはスラム街が、南には商店街があります。
窓を覗けば遠くに商店街が見えるでしょう。
探索者が少女と対面する前に部屋から出て行こうとするか、
部屋に入ってある程度時間が経ったら発生させてください。
ビス、パテ、カバーの三つの材料を手に入れたジルは、早速修復作業に取り掛かります。
完遂までおよそ「2時間程」かかるでしょう。
その間、探索者は自由に行動して構いません。
2時間後、穴が空いていたのが嘘のように、綺麗な姿を取り戻しています。
◎スキル情報-------
「聞き耳」
特になにも聞こえない。静かなものだ。
(※修復屋・ジルとまだ対面していなければ、彼女の寝息が聞こえてきます。)
「注視」→部屋
壁や床にはところどころヒビが入っている。
しかし何故だろうか、廃墟に付き物であるはずの苔などの植物は見当たらない。
「注視」→ドア
(イベント前)
見た目はなんの変哲も無い木製のドアだ。
開けてみれば、見慣れた森の姿が見える。
(イベント後)
痛々しい穴が空いている。
開けてみても、この部屋の壁と対面するだけである。
どうやらドアが直らない限り、あの世界に帰ることはできないようだ。
「注視」→窓、窓の外
かろうじてガラスが残っている、ボロボロの窓だ。
窓の外を見てみると、
このビル周辺10mは更地であること、
この部屋は2階以上の高さにある部屋であることがわかる。
向こうには商店街らしき昼間の街並みが見える。
「注視」→ソファ
古びたソファだ。
しかし近づいてみれば、あちこちに修復のあとが伺える。
座り心地はもちろん、寝心地も決してよくはないだろう。
また、扉から入ってきたばかりのときはソファの背に隠れてわからなかったが、
ソファと壁との間に細長い机が設置されている。
※修復屋・ジルとまだ対面していなければ、ソファで寝ている彼女を発見します。
(→イベント「少年少女との対面」へ)
「注視」→棚
溶剤や着色剤、ワックス、スプレー、こて等、
修復に必要な道具が並べられている。
下の段には道具箱らしきものの姿もある。
※修復屋・ジルとまだ対面していなければ、棚の描写をした後に
ふと気配に気づいた等の理由をつけてソファに探索者の視線が向かせてもいいかもしれません。
その際、ソファで寝ている彼女を発見します。
(→イベント「少年少女との対面」へ)
「注視」→机
なんの変哲も無い、木製の机だ。
この部屋にあるもののなかでは比較的新しく見える。
※ドアが修復される前に
なんらかのアクシデントで修復屋ジルが死んでしまった場合は
探索者に制作_工作を振らせて自分たちで修復させてください。
→もし探索者全員が制作_工作の成否判定に失敗してしまった場合は
以下のイベントを起こしてください。
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廃ビルで修復屋を営んでいる美しい少女。
イベント「少年少女との対面」後は、ずっと【ジルの仕事場】にいるようになります。
物事の優先順位が「物>>|(越えられない壁)>>>自分を含む人間」であり、
探索者がどれだけ頼んでも修復作業を放り出して買い物に同行してくれはしません。
それどころかさっさと買い物に行くよう少しキツめの口調で促してくるでしょう。
基本的に対応は無愛想であり、そっけなさすら感じる程。
セクハラされても動揺しないためびっくりするぐらい面白くないです。
とても物を愛しており、探索者が目の前で物を破壊したら怒りを露わにします。
度が過ぎると腰のレイピアを抜き、その探索者に向けるでしょう。
攻撃する前に、一度脅しをかけ、それでも相手がやめなかった時のみ行動に移ります。
その際、敵の持ち物を傷つけないよう肌の出ている部分を狙って攻撃してきます。
(この行動により攻撃になんらかの補正をつけるかどうかはGM判断でお願いします)
探索者や敵の武器や身につけている物を含む
周囲の物が傷つくことをとても厭うため、
はやく戦いを終わらせようと苦言を呈したり、
あるいは戦闘に参加したりするかもしれません。
探索者が建物内で戦闘を行おうとしたら「外でやりなさい」と怒るかも。
◎よりキャラを理解して動かしたい人向け
ジルは幼少期、実の両親からネグレクトを受けた末、
箱に詰められて架空の住所へ送られそうになりました。
ジルが詰められた箱の配達を請け負ったのが、
のちに彼女の養父となる運び屋・仙崎 蓮太郎(せんざき れんたろう)です。
箱に入れられた、無気力な美しい少女を
哀れに思った蓮太郎は彼女を育てることにしました。
その後数年間、とても平和で優しい時間をジルは過ごしました。
しかし11年前の冬、狙撃からジルを庇った蓮太郎はジルを庇い、
彼女の目の前で亡くなってしまいます。
養父であり、兄のようであり、初恋であるその人を、ジルは亡くしてしまいました。
ジルが吸っている煙管は蓮太郎の形見です。
◎スキル情報-------
「注視」
とても綺麗な顔立ちの、細身の少女だ。
その無機物的な雰囲気はビスクドールを思わせる。
深い緑色の長髪はぼさぼさだが不潔な印象は受けない。
瞳は樹海と深海を混ぜたような青緑色をしている。
「聞き耳」
少女らしいが、落ち着いた声だ。
「精神分析」
探索者の出現にそこまで驚いた様子もない。
滅多なことでも心を動かされない、とても冷静な人物のようだ。
ただ単に、探索者たちに興味がないだけのようにも見えるが。
「会話」
→名前を聞く
「私は修復屋。名はジル」
→ドアの修復方法について尋ねる
「まず、ボンドとビスで下地材を固定し、穴を埋める。
次にパテ処理をする。
・・・下地材との微妙な段差や隙間をなくすために、必要なことなの。
三回入念にパテ仕上げをし、1時間ほど乾かす。
そうやって下地を整えた後、上からカバーを丁寧に貼れば、
この子は綺麗な姿に戻れる」
→デニトリーについて尋ねる
「彼は、鬼を専門としている退治屋」
→煙管について尋ねる
「・・・これは私にとって、とても大事なもの」
↓
『説得/話術ロールに成功』
「・・・大切な人の、形見。ただそれだけ」
→「精神分析」
とても暗い面持ちだ。
これ以上煙管について探索者に話すつもりはないようだ。
どこか泣いてしまいそうな顔にも見える。
鬼専門の退治屋を営んでいる少年。ドアを壊した張本人。
探索者が鬼と遭遇したとき間に入って助けてくれます。
鬼をデニトリーに任せて逃げるか、
デニトリーと共闘するかを探索者は選ぶことができます。
(※ただし、探索者が鬼と遭遇する前にデニトリーが死亡した場合は、
当然鬼と探索者の間に割って入りはしません。できません。)
街中で偶然出会うこともあるかもしれません。
◎よりキャラを理解して動かしたい人向け
鬼専門の退治屋であるデニトリーは、日中はぶらぶらいろんなところを出歩いたり、
片思い相手であるジルの住む廃ビルに顔を出したりします。
ちなみに彼は、自分とジルは両思いと思っています。(純度100%の勘違いです)
いつも通り鬼と戦っていたある夜のこと、
その戦闘の最中にたまたま街を出歩いていたジルと遭遇し、
彼女のつれなさと外見の美しさに恋をしました。
彼女が死にそうな目にあっていたら、
死んでしまう前に自分の手で殺したいと思っているぐらいジルのことが好きです。
ジルが死んでしまった場合、
彼は嗤ったあと怒りを露わにし、全てを壊そうとするでしょう。
◎スキル情報-------
「注視」
うねるような癖っ毛の、青い髪の少年だ。眼は黒々と光っている。
「聞き耳」
騒がしさの塊のような声だ。
声変わりはまだしていないのか、中性的な声色をしている。
「精神分析」
特に何も考えていないようだ。探索者への興味もないらしい。
「会話」
→名前を聞く
「僕様ぁ? 僕様はデニトリーだよ!
ひゃっははは! よろしくなんてする気ないからよろしくぅ!!」
→ジルについて聞く
「ジルジルゥ? ジルジルはかぁわいくて僕様愛しちゃってるよ!」
→ドアを破壊したことについての反省は?
「あんなのあんなとこにあるドアが悪いんだよばぁああか!
おかげでジルジルに怒られちゃったじゃん!! 最っ悪!!」
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ジルの仕事場がある5階建ての廃ビル。
ジルの仕事場以外の部屋には、棚やデスク等は見当たらないものの、
各部屋の入り口についているプレートから察するに、
元はとある中小企業のオフィスだったようだ。
典型的な廃墟といった様子。
どの部屋や廊下も天井・壁・床はむき出しのコンクリートで、天井は一部崩れかかっている。
外側の壁もむき出しのコンクリートで、上にいくにつれて黒ずんでいる。
一階ロビーには大きな観音開きのガラス扉があり、外へと通じている。
外から見て右側の扉の脇には、
『修復屋』と黒字で書かれた木製の看板が立てかけられている。
周囲10mは更地になっている。
廃ビルを挟んで南には商店街が、北にはスラム街が見える。
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日用雑貨や住宅設備に関する商品を販売している店だ。
広々とした店内には、これでもかというほど陳列棚や段ボールが並んでいる。
ホームセンターにはサバイバルナイフやバタフライナイフ等の刃物類も、
護身用として販売されています。
しかし銃器類は販売しておりませんのでお気をつけて。
◎スキル情報-------
「聞き耳」
軽快なBGMが聞こえる。
「注視」
ペンチなどを始めとする工具や電気製品、
日用品、衣料品、なんとお菓子まで売っている。
入り口から見て右側がDIY関連のゾーンのようだ。
★ビス一箱の値段は全て500円とします。
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その名の通り、業務用補修材を専門に取り扱っているお店である。
店内には色とりどりのパッケージや見慣れない形の器具が並んでおり、
その全てが「物を直す」という、ただそれだけのための道具のだから驚きだ。
店に入ると、レジのそばに座る、
柔和そうな表情を浮かべた白髪の老人が「いらっしゃいませ」と声をかけてくる。
◎スキル情報-------
「聞き耳」
優しいピアノの店内BGMが聴こえてくる。
「注視・幻視」→棚、店内
様々な種類の修復道具が並んでいる。
専門的知識を持ち合わせていない限り、
なかにはどうやって使うかさっぱりわからない道具もなかには混じっている。
右奥の壁にはパテの棚が、
左奥には種類豊富なカバーの並ぶ棚があるのを発見するだろう。
「注視」→老人(店主)
穏やかな表情を浮かべており、いかにも好々爺といった雰囲気だ。
座っていることと、そばに立てかけている杖から察するに足が悪いのだろう。
銀縁眼鏡の奥の茶色い瞳は、優しげに細められている。
★パテの値段は1500円、カバーの値段は1mにつき500円とする。
二つ合わせて買えば福引券を一枚手に入れることができる。
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「いらっしゃいらっしゃい!! 福引券一枚につき一回まわせるよ!」
商店街内の広場で行われている。
(!)広場に行けるのは「3回まで」です
最後の3回目、探索者が福引をし終わったら
福引のブースは撤収のため片付けをし始めます。
福引券一枚につき一回ガラガラを回せます。
また、福引券を一度に10枚以上渡すと、以下の記念品が貰えます。
★商店街ストラップ
商店街のシンボルマークを象ったストラップ。
成否判定のダイスロールに限り、出た目を−1することができる。
福引の際、GMは探索者にガラガラを回す回数だけ
choice[1,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,5] をやらせてください。
1・・・金色の玉
金一封(1d10万円)
(!)1等は5袋しか用意されていません。
6回目が出た場合は、チョイスから1を除いた上で振り直しさせてください。
2・・・銀色の玉
高級牛肉
3・・・赤色の玉(下記から一点)
高級ブランケット
高級万年筆セット(好きな色のインク付き)
結晶育成キット(結晶の種類は探索者おまかせで)
茶葉&ティーセット
デジタル一眼レフカメラ
特大ぬいぐるみ(なにを模しているかは探索者おまかせで)
4・・・緑色の玉(下記から一点)
抱き枕(デザインは探索者おまかせで)
ボールペン
おもちゃのシャボン玉セット
プラスチックのハーモニカ
ロケットペン
ビーチサンダル
お菓子詰め合わせ
5・・・白色の玉
ポケットティッシュ
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探索者が買い物を終え商店街を抜けると、
目の前に巨大な影・・・否、影と見紛うほどに真っ黒な、
筋骨隆々の真っ黒な巨人の鬼が現れます。
右手にはその身とほぼ等しい大きさの棍棒を握っています。
探索者が驚きに目を見開いていると、見覚えのある少年がやってきました。
少年:「あぁーーー!! よおっしゃラッキぃー!!
お前僕様の八つ当たりサンドバッグけってーい!!」
そう言いながら少年は嬉々としてフォークを鬼に向けたところで探索者達に気づきます。
少年:「ん? あぁああ!! お前らジルジルんとこいた奴らだろ!」
「僕様いまバトルするからさっさとどっか行けばーか!!」
戦闘したい人はどうぞイベントです。
探索者はこの場からの逃走と少年・デニトリーとの共闘、どちらかを選択できます。
少年・デニトリーのステータス及び所持アイテムは【NPC情報詳細】をご確認下さい。
共闘を選択した場合、鬼を倒した探索者は棍棒を手に入れることができます。
もし探索者が複数いた場合、トドメの一撃を食らわせた探索者に与えてください。
(!)このイベントの前に少年・デニトリーが死亡していた場合、
当然のことですが少年はこの場に来ることができません。
従って探索者は自動的に鬼との戦闘に突入することになります。
★鬼の棍棒
物理固定ダメージ+3
使用者が頭の中で「縮め」「伸びろ」「大きくなれ」
「小さくなれ」と念じるとそのようになる。
なお、柄を握っている者は羽のように軽く感じるが、
そうでない者には見た目通りの重さとなる。
折ったり削ったりしても、効果は変わらない。
【敵NPC情報】
「鬼」
今回探索者の前に姿を表すのは、筋骨隆々の真っ黒な巨人の鬼です。
頭はあるものの目鼻口はない。額に一本の角が生えています。
右手にはその身と同じく巨大な棍棒を握っています。
手番を消費してスタンガンを使えば、1d2ターンのあいだ鬼は行動不能になります。
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廃ビルから見て北に位置する貧困街である。
建ち並ぶ家々のつくりはとても簡素。
なかには一陣の風で壊れてしまいそうなほどボロボロの小屋もある。
頭髪や肌の色は様々だが、皆どことなく雰囲気が鋭い。
廃ビルに近い区域だと、見るからによそ者である探索者が足を踏み入れた場合、
住民から警戒の視線を送られるだろう。
奥に進めば進むほど家は簡素になり、住民は探索者に気を配らなくなる。
そもそも他人に興味がないのか、
他のことに興味を移せないほど自分のことで精一杯なのかはわからないが。
「スラム街の住人」
スラム街の人々。
廃ビルにより近い区域に住んでいる住民のなかには、
裕福な商店街の人々への妬みを募らせている人も多くいる。
そういう人たちは好戦的なので、
煽れば簡単に殴り合いの戦闘をしかけてくるだろう。
◎スキル情報-------
「聞き耳」
(廃ビルに近い区域)
怪しい音は特に聞こえないものの、かすかなひそひそ声は耳に入る。
どうやら見るからによそ者な探索者を警戒しているようだ。
(さらに奥)
麻薬を求め呻く声、だれかの呟く声、赤子の泣き声、等々いろんな声が聞こてくる。
騒がしいというほどではないものの、聞いていて愉快な気持ちになるわけでもない。
「聞き耳」
→廃ビルに近い区域で聞こえたひそひそ声の内容に聞き耳
こんな会話が聞こえてきます。
「おい、あいつ・・・明らかに南んとこの奴らだろ。服装のご立派具合からしてよぉ」
「どうする? ここは観光地じゃねえってことをわからせるか?」
「やめてよ! あたしゃあの組織に目ぇつけられたかないね」
「ああ、あの自警団気取りの・・・」
「くそいまいましい・・・っ。
なんでこうやって馬鹿にされてる俺らが我慢しなきゃなんねえんだよ」
「その分雇用は保証されてるじゃないか」
「あんたんとこはいいさ。
なんせ息子があの街で働けてるんだからな。俺たちと違って」
「あーあー男の嫉妬は醜いねえ!
なんならあんたもあっちで仕事探せばいいだろ。きっと見つかるさ」
「じょうっだん!誰があっちで働くか!」
「注視」 (廃ビルに近い区域)
道路はあまり整備されておらず、
あちこちに草が生えていたり、ゴミが落ちていたりする。
薄暗い裏路地の入り口には売春婦らしき女が立っている。
こちらをじっと見る子供たちは痩せ気味であるものの、
目だけはギラギラした光を宿している。
皆一様に、あまり上等でないことが見て取れる服を身にまとっている。
(さらに奥)
痩せぎすの住人が目立つ。
中にはぶつぶつ何事か呟いている人や、麻薬を求め呻いている人もいる。
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