私達は“穴”の場所に向かっている。



穴の出没条件その1





殿「……ききたい事がある」





<月光を浴びる場所>





殿「穴はどこに通じてる?」



秀「……どこにでも」





その2



<キーワード>






殿「え…」



秀「通る者の頭にある程度具体的に実在の行き先のイメージがあればどこにでも通じる穴は1つ前に通った人間のでた場所くらいなら記憶しているから君達が追っている人間のでた場所もおのずと分かるだろう」



殿「………お前らの正体って…」



昴「…聞かない約束じゃなかったか?」



殿「…」



昴「ほらまもなく到着だ」





第一音楽室…





翼「……使われて無い音楽室か?」



殿「ここのどこに穴が…?」





出没条件その3



<3回逆回しの鍵――>







秀一が鍵を穴にさして回したら扉が反応して鍵穴が開いた…






流「な…」



蜜「え…」



翼「あ…穴って…鍵穴…っ!?」



秀「いそいでこの穴が開いている時間は約30秒くらいだ」



蜜「え、で…でもこんな穴にどうやって…っ





私は棗に続くように穴に手をかざした。





穴に引き込まれた時チラリと秀一をみた…
少し…悲しそうな顔をしてただなんて私は思わないよ?



だから…





笑って?
私のせいで悲しい顔をいないで笑っていて…


『秀ちゃん?』
「実奈…」
『何で泣いてるの?』
「…実奈が何も言わないから…」
『私のせいで泣いてるの?』
「……」
『泣かないで秀ちゃん…私は笑ってる秀ちゃんが好きだから…ね?』
「うん…」


その日から秀ちゃんから秀一に呼び方が変わったんだ。
秀一はまだこの事覚えてる??




[ 50/81 ]

[*prev] [next#]
[モドル]




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -