後夜祭

『ぅ……』





また変な時間に起きてしまった…
15時過ぎ…



さすがにヤバイと思い急いで更衣室に向かった。






「あら…実奈じゃない」



『静音…』



静「…もしかしていままで『寝てたわよ…』…」



『…あぁ忘れてた…』



静「何を?」



『私もう長くない』



静「…え?」



『…意味、分かるでしょ?』





それだけ言って私は更衣室を出た。



『長くない』
本当はいつ死んでもおかしくない。
だったんだけどね…



昨日の午後の部の時に病院に行ったらそう言われた



やっぱアリスの使い過ぎか…
近々大変な事が起きるからまだ死ぬわけにはいかないし。



そんな事を思いながら歩いてたせいか早くついた気がする





『あ、野田先生じゃん』



野「朝月さん…」



『あぁ…蜜柑の事なら知ってますよ?』



野「そうですか…」



『近々やっかいな事が起きますから…』



野「厄介事…ですか」



『えぇ…それから』





翼達が私と野田先生に気付き近づいて来た





『私…次アリス使い過ぎると死ぬかもしれません』



野「え…」



「のだっちー!実奈せんぱーい!!」





翼達と合流し料理を食べたりしていたら蜜柑達、初等部の子たちが来た



そして初等部組が来て蜜柑が野田先生にラストダンスの伝説について聞いていた





野「ラストダンスの伝説ですか?そういや毎年そんな事言って盛り上がってる人達多いですねぇ…」



翼「くだんねぇー」



美「んな事言ったら毎年ラストダンス踊ってるあたしと翼がつきあってねーのどう説明するんだよ」



「わ−ーーっ美咲先輩可愛いーー!実奈先輩綺麗ーーー!」



翼「おーーーチビーズお前らも似合ってんじゃん」



『後夜祭のドレスは毎年中等部が“妖精”初等部が“天使”をモチーフにしてるのよ…高等部は私が着てるやつね』



翼「んで男はただの礼装と…」



蜜「後夜祭って屋外立食パーティーなんやね」



翼「真ん中でキャンプファイヤーやってんだろ?もうすぐしたらあれを囲んでダンス始まんだよ」





そしたら翼は美咲に連れられて料理を食べに行った。
蜜柑達は恋について色々話していた…





「あ、あの!!」



『何?』



「よかったら一緒に『ごめんなさい先約があるから』あ…」





本当は先約なんて無いんだけどねー
いちいち断るのがめんどいし!



何となく人が群がっている所に行ったら棗と流架くんがいた…
その向いには蜜柑が…





<では只今よりフォークダンスを開始しまーす>





何を思ったのか棗が流架くんをつきとばした…





『らしいと言うかなんて言うか…バカよね』ボソ



「あ!実奈ちゃん!!」



『…鳴海』



鳴「一曲どうですか?」



『…お願いしようかしら?』





鳴海と踊った後は岬、流架くん(二人共女の子から逃れる為)
野田先生、翼と踊った。



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