誘われて

『…どうしたの?』



棗「…(何でここに)」



『あー…くっついたんだ』



棗「…あぁ」



『ふーん…もしかして衣装いるの?』



棗「頼む…」



『…山猫?』



棗「……」



『んじゃ、ささっと作ってあげるよ』




























『まぁまぁ良いんじゃない?』



棗「…」



『皆んとこ行っておいで』





とん、と棗の背中を押して行くように急かした。



棗は不機嫌ながらも皆の所に戻って行った



さて…私は客席に戻ろうかな






「朝月先輩待ってください!」



『…ん?』



「この子の衣装直ししてください!人手が足りなくて…」





この子とは蜜柑だった。



って蜜柑劇出るの??





『…分かった』



蜜「実奈先輩…」



『そんな顔しないのーっ』





チクチクと衣装を直していたら流架が来た。





流「佐倉」



蜜「ルカぴょん…」



流「そんなに…気負うことないから」



蜜「え」



流「困った時は…俺がいるしちゃんと皆でフォローするから……一緒に頑張ろうな」



蜜「うん…っ」



『青春だねぇー』ボソ





みんな頑張っている。
私ができる事なら何でもするよ…



今の彼と昔の彼はまるで別人
だけど同一人物。
好き好き好き…
この想いはいつ届くのだろうか




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