告白

俯いたまま翼の言葉を待つがなかなか返ってこない。
不思議に思った私は恐る恐る顔を上げた





翼「み、見んなよっ」





顔をさっき以上に真っ赤にして私に見せないよう腕で顔を覆っていた。
そんな翼の姿を見て私は胸が暖かくなった。





『…ヤバッ』





ボソッと呟いた。
翼には聞こえてない…



翼の反応が初々しくて…
まぁ、自分も人の事言えない気もするが…

とにかく私は翼に抱きつきたい衝動に駆られた





ぎゅっ





翼「み、みみみ実奈先輩!!?」





どうやら体は思考とは違い素直らしい。
私は我慢できず?翼を抱きしめたのだった…


翼は私の突然の行動に動揺している。





『翼…お願いがあるんだ』



翼「…な…なん…なんだよ」



『2つ…あるんだけど良い?』



翼「う、うん…」



『…じゃぁ1つ目のお願い』



翼「…うん」



『私の事実奈って呼んで』



翼「うん…2つ目は?」



『………まだ内緒』





そう言って私は翼の唇に自分の唇を重ねた。





病室の外で皆がいる
盗み聞きとは良い趣味してるわよね…


2つ目のお願い
翼はなんて思うかな??




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