思い

『あーー…』



美「うーー…」



蜜「ズビッ…」





3人で顔を合わせる。



いや、分かってたけどね…
ヒッドイ顔だこと。





『…フフ』



「「フフフ」」





顔を合わせて笑う。
本当に…変な感じ…





『ねぇ、皆…私の事忘れないでいてくれる?』



蜜「へ?」




『忘れないでいてくれたら絶対また会えるから…』




棗「…忘れねーよ」




『棗…』



翼「忘れられる訳…ねーじゃん…」



鳴「そうだよ…みんな実奈ちゃんが好きなんだから…」



流「うん、忘れないよ俺達みんな…」



『ありがとう…』





私、本当に良い人たちに会えたな…



まさに
人生悔いなしっ!!





『なーんてね』





そう言ったと同時に後ろに倒れた。





翼「実奈先輩!?」



『もー…無理…座ってらんない』






さっきから辛かったが我慢して座っていたのだった。
けれど限界になりそのまま寝ていた体制に戻った





鳴「実奈ちゃん疲れてるみたいだからもう行こうか…」



蜜「うん…」



『また来てよ…あ、アリスストーン忘れないでよ?』



殿「まぁ、無理すんなよ…?」



『殿内に心配されるとか最悪!』



殿「お前はっ!!」



『ハハハ!』





うん、殿内とはやっぱりこの距離が一番いい。
ほかの皆とは違う距離。



まぁ、お互いの第一印象が最悪だったしね…



ギャーギャーうるさい殿内を昴と秀一が引きずりながら出て行った。





美「実奈先輩!明日また来ます!」



『うん!』





手をブンブン振って出ていく美咲
明日…か。





棗「…勝手にくたばんなよ」



『……バーーカ私が簡単にくたばると思ってんの?』



棗「フン」





本当、素直じゃないよね…
まぁ、そこが可愛いんだけど。





流「……また来ます」



『うん……棗の事よろしくね』



流「え…」



『先に言っとこうと思って!』





流架はホッとした表情をした後
「もちろん」と笑って言ってくれた。

うん、流架と蜜柑がいれば棗は大丈夫だね。





蛍「実奈先輩…」



『…蜜柑の事支えてあげて?』



蛍「はい…」



『あ、昴は少し…?不器用だから』



蛍「…」



『…ちゃんと貴女の事思ってくれてるよ?』




コクリと頷いた蛍。
……見れば見るほど昴そっくり




蜜「先輩…」



『…はい、笑う!』



蜜「あ、あい…」





蜜柑の頬を引っ張る。
若干、涙目な気がするがあえてスルーだ。





『笑いなよ?蜜柑の笑顔は特別だから』



蜜「へ?」





蜜柑は柚香先輩と同じで太陽みたいな人だから。



蜜柑の頭を撫でた。





『…ほら、皆待ってるよ?』



「うん…また来るな!」





蜜柑と蛍に向かって手を振る。
ついでに鳴海、棗、流架にも…




ん?



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