星なし


神野先生の授業が始まり暫くすると睡魔が襲ってきた。



私は机に伏せようと思った…
だけどタイミング良く蜜柑ちゃんの頭に筆箱が当たった。



流石、小学生…
やり方が単純で分かりやすい。
そう感心?しながら私は蜜柑ちゃんを観察する事にした




瞬間移動のアリスで誰かが蜜柑ちゃんの頭上付近に鶏の目覚まし時計が表れた。





≪授業なんてつまんなーい、たこやき大好きコケコッコー≫





喋りだした鶏の目覚まし時計に慌てる蜜柑ちゃん
神野先生はどうやら怒っているらしい…
雰囲気的に。



めんどうな事になりそう。
直感でそう思った。





「新入生、お前は何か私の授業に不満でもあるのか?言いたい事があるならハッキリ言え―」





そう神野先生が話していると蜜柑ちゃんの頭上にゴミ箱が浮いていた…





『あ…』



「ウチは」





そう言った瞬間、ゴミ箱が蜜柑ちゃん目掛けて飛んでいく…





「蜜柑ちゃんっ上!!」



「えっ」





ゴミ箱が蜜柑ちゃんに直撃する
そう思ったがゴミ箱は蜜柑ちゃんに当たる事なくそのまま前へ飛んでいった…





「…あれ?」



『あーあ…』





クラス中が真っ青になった。
理由は簡単…
ゴミ箱が神野先生に直撃したからだ



神野先生はゴミ箱を取ると…





「"授業妨害"………"授業中のアリス使用"などのルール違反、良い根性だ新入生…」





神野先生、頭にカエルが…
そう思うが決して口にはしない。





「きくところによるとお前はまだ"星階級"が決まってないそうだな」





蜜柑ちゃんが今よりも青ざめていく…





「良い機会だ、私がお前に相応しい階級をこの場で決めてやろう」





委員長が青ざめて…
おかっぱカールが涙を流しながら笑い
蛍ちゃんは…普通ね…
そんな状況に私は溜め息を吐いた…





「お前は"星なし"だ」





星なし
先生カエルのっけたまま行っちゃった
とりあえず、蜜柑ちゃんドンマイ
さ、寝よう…




20120215



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