絶対絶命


「……ガキ」



「…」



『………』





え、何ですかこの視線…
しかもさりげなくガキって…



何でペルソナさん私をここに連れて来たんだろ。
そう思って周りを見渡す。





『………』





ペルソナさん私を置いてどこ行きやがった…!!



一瞬、殺意が湧いた。





「あ、あの…」



『…あ、はい』



「な…まえ…あの…」





美少女。
毛先にパーマが掛かっている女の子に声をかけられた。





『えっと…』



「わ、私は…茨木のばら…」





恥ずかしがり屋なのか顔を赤くしてモジモジしながらそう言った。





『真山雛』



「雛ちゃん…」



『う、うん…』





か、可愛い…





「任務だ」





そう言ってペルソナさんが入ってきた。
゙任務゙そう言った瞬間、周りの空気が変わった気がした。





「――のばら、それから」





そう言っで任務゙を言い渡すペルソナさん。
私は黙って聞いているだけ…





「そこの子は??」



「……」





そう言って私を指差すオカマっぽい人



何かにジッと見られている。
そう感じで後ろを見た





『っ』





虫。
虫がいた…





『な…に』





そう呟いたと同時に妖気を感じた。
体の周りに黒い煙みたいなのが漂っている。
私は無意識に目をギュッと瞑った。



嫌だ、怖い…
近づかないでっ





バチンッ





「なっ!?」



「ルイのアリスが…」



「はじかれた…ですって!?」





目をそっと開ける。



さっきまで漂っていた煙はなくなっていた。





『な…にするんですかっ』





私はオカマの人を睨む。



さっきの煙はこの人のアリスだ
絶対に…





「おー…恐い顔」



「雛ちゃん…」



『オカマの癖に…!』





そう吐き捨てるように言った。





誰が…オカマだって…??





絶体絶命
怒らせた…??
でも私だってイラついてるんだよ!!
絶対に返り討ちにしてやる…!!




20120121



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