早起き


『……今何時…』





モソモソと枕の下に埋もれてるケータイを手に取り時間を確認する。



6時05分
まだ時間あるじゃん…。
そう思ったが二度寝する気分じゃなかった私は布団から出て制服に着替える。



……なんでブーツなんだろ。
とか疑問に思ったがとりあえずお腹がすいてるので食堂に行く。





『あ、タカハシさん…』



「真山さん早いダスね」




そう言ってタカハシさんは朝ごはんを用意してくれた。
やっぱり朝もご飯の量が多くて…
タカハシさんに言って減らしてもらった。



1人でのんびり食べていたらタカハシさんにおこづかいを貰った。
"今月分ダス"と、言って。





『あ…ありがとうございます…』





そう言っておこづかいを貰ってお財布に入れた。
また朝ごはんを食べだしたら丁度蛍ちゃんが来た。



蛍ちゃんは真っ直ぐ歩いてきて私の目の前の席に座った。





「早いのね」



『目が覚めちゃってね…』



「そう…」





それから無言で朝ごはんを食べる。



食べ終わった頃に続々と人が来た。
私はとりあえず食堂を出た。





『…初等部行こうかな』





私は7時に寮を出た。








「フフ…くすぐったいよ」



『………』





声がした方に視線を向けたら美少年(多分)がウサギと戯れていた…
とりあえず見てはいけないものを見てしまった気分になった私は早々にその場を離れた。





「オイ」



『?』



「…こっちだ」



『あ…』





早朝からペルソナさんに会った…
え、なんで此処に居るんだろう。
そんな事を考えながら見つめていたら





「…棗を見なかったか?」



『………見てないです』



「そうか…」





それだけ言ってペルソナさんは茂みの方に戻って行った。



え、棗くん探してんの??
こんな朝っぱらから??
とか思いながらペルソナさんの後ろ姿を見つめていた。





「何見てるんだ?」



『………』



「??」



『なんでいるの!?』





棗くんを指差しながらそう叫んでしまった。



とりあえずなんで君が此処にいるんだよ!!
そんな視線を送っていたら棗くんに頭を叩かれた。





「…朝から元気だな」



『……え?嫌み??』





それから成り行きで棗くんと一緒に学校に向かった。




早起き
なんか久しぶりって感じ…
ペルソナさんって…先生なの??
今更だけどさ…



20111222



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