切原くんお姉さん
履歴

ベッドに入って色々話をした後、門限があるミチルは帰って行った。


千春もミチルが帰って1時間経ったぐらいにお母さんからメールが来て帰っていった。


1人になり少し寂しく感じたがテレビを見て気持ちを誤魔化した。



コンコン



『はーい』

「夕食ですよー」



そう言って看護師さんが夕食を運んで来てくれた



「ちゃんと全部たべるのよ??」

『ちゃんと食べてますよ』

「フフ…そうね…」



看護師さんと笑いあった…



「せーいちくーんっ」



隣からまた猫なで声が聞こえてきた…


何か今回違くない??
そう思っていたら看護師さんから何かオーラが出ていた。



「んふふ…全く…」

『………』

「切原さんちゃんと薬飲んでね」

『は…い』



そう言って出て行った看護師さん…


目が…目がめちゃくちゃ怖かったんですけど!!
隣の看護師さん大丈夫かな…
とか思いながら野菜をつまんで口に入れた


病院食に慣れてきたせいか美味しく感じるようになった…


私の味覚大丈夫かしら…
少し不安になりつつも夕食を食べる




















『ごちそうさまでした』



何か今日食べてばかりだな………太るかも。


私は薬を飲んでケータイを確認する


メール5件、着信2件
先に着信を確認する。


切原赤也
跡部景吾

まさかこの2人から…


そう思ってメールを確認する。
"明日行くから病室教えて"
雪乃

"明日雪乃と行くな!!"
恵里奈

"電話にでろ"
跡部くん

"今日行けないかも!!"
赤也

"家についたなり"
千春



とりあえず跡部くん以外はメールを先に返す…
最後に跡部くんにメールを送る…


何故か嫌な予感がする…



『あー…』



とりあえず布団の中で踞りケータイを放置する


ブーッブーッ
とケータイが振動したため手に取る。


新着メールを開く…


"明後日、行く"
そう表示された…


"大丈夫"
そう送ったら直ぐにメールが返ってきた


"絶対に行く"
その文字を見て頬が緩んだ気がする


"…分かった、待ってる"
それだけ打って送った。



『まったく…』



そう呟いてケータイを閉じた。

今日はよく眠れそうだ…
そう思って目を閉じた。





保護メール

"楽しみに待っとけよ"
本当に生意気…




20120219
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