切原くんお姉さん
心配メール

あれから2人で他愛ない話をして赤也は帰って行った。


私は赤也が帰った後1人で自販機まで行ってジュースを買いに行った。


もうすぐ消灯時間なのか人がいない。


夜の病院は気味が悪い。
そう思いながらジュースを買って病室に戻った。



『…ん??』



病室に戻ってみたらケータイのランプが光っていた。



"明日学校帰りに行く"
そう千春からメールが来ていた。

"ありがとう"
私はそれだけメールを打って送った。


何となくテレビをつけてみた…
だけど見る気になれなく結局消した…



『暇』



する事がなくて。
結局、私は寝ることにした。


明日は幸村くんと暇を潰そう。
そう思って眠りについた…






















次の日、私は12時に起きた。
看護師さんが優しく起こしてくれた…



「はい、薬ね…」

『ありがとうございます…』



看護師さんにお礼を言ってまだ起きたばかりで食欲がないが取り敢えずお茶を飲んだ。



「精市くーん」



昨日同様また猫なで声が聞こえてきた…


幸村くん………
そう心の中で思いながら病院食を食べる


魚をつまんでいたらケータイが光っているのが目に入った


私は魚を食べながらケータイのメールを確認する。
…氷帝の後輩達からメールが来ていた。


"実奈ちゃん体、大丈夫か!!?
お見舞い行こうか??"
侑士くん

"生きてますか??"
若くん

"入院したって本当ッスか!?気をつけろよな!!"
向日くん

"大丈夫ですか?"
鳳弟

"入院したって聞いたけど大丈夫ですか??"
宍戸くん

"実奈ちゃんだい"
ジローくん



『うわー』



そう思いながら頬が緩む
ジローくんなんて絶対途中で寝たよね…


心が暖かくなるのを感じて1人1人にメールを返していく


メールを返した後、テレビを見ながら病院食を食べきった。





心配してくれる人達

私は幸せ者ね…
皆に心配してもらえるんだから…




20120217
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