切原くんお姉さん
イチャイチャ

赤也が襲われているのを遠目で見ながらシチューをお皿に注いで居たらお母さんが帰ってきた。



「………」



お母さんはリビングのドアを開けたまま突っ立っていた。
顔が大変な事になってる母をスルーしてテーブルにお皿を並べる。



「赤也んっ」

「ギャー!!」



バシッ



「触るなら私を触りなさい!」



赤也がお父さんにセクハラされそうになっていたら、お母さんが鬼の血相でお父さんを突き飛ばした。


もう好きにして。
ってぐらいに二人でいちゃつき始めた。


私は赤也を引きずって椅子に座らせる。
お父さんとお母さんはソファーの方でイチャイチャしている。



『ハァー…』



私は仕方なくソファーの方にシチュー等を持っていく。
ついでにケーキとお酒も…



「「ありがとー」」



ニヤニヤしながら2人にそう言われた。
イラついたのは当たり前だよね?



「……疲れた」

『お疲れ』



それから赤也の愚痴を聞きながらご飯とケーキを食べた。


食べ終わった後、いつも通りお風呂のスイッチを押した。
お父さんとお母さんは2階に行った。



「ゲームやろっ」



赤也はお父さんとお母さんが居なくなったお陰か上機嫌でゲームをやりはじめた。


私は洗い物をした後、ケータイをチェックする。
そしたら雪乃からメールが来ていた。



"日曜、11時に私の家"



私は"了解"とだけ打って送信した。



『んあー…』



ソファーに寝転がって赤也のプレイしているゲームを見る。


あー…眠い。
そう思いながら欠伸をした。


それからお風呂に入ってお父さんへのプレゼントをリビングのテーブルに置いて部屋に戻り眠りについた。





仲良し夫婦
いい加減、私達の前で
イチャイチャしないでほしい…




20111219
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