切原くんお姉さん
プリクラ

赤也とプリクラを撮り
只今プリントを待ってる最中。



『……何?』

「別に…」



無理矢理プリクラ機の中に連れて入ったからなのか若干、不機嫌だ。



カタンッ



プリクラを取りハサミが置いてある所に行って2つに分ける。
自分の方のプリクラを1枚切り取る。



『はい』

「ん」



赤也にプリクラを渡してさっき切ったプリクラをケータイに貼る。



「…俺も貼ろうかな」



そう言って赤也はハサミの所に行った。
私は近くのUFOキャッチャーに凭れ掛かる。



『…カップルか』



"愛してるぜ"そう書いてあるプリクラを見て私は小さく笑った。



「何、笑ってんだよ…」

『…べっつにー』

「それより飯食べようぜー…腹へった」

『そうだね…』



それからフードコートに行ってお昼ご飯を食べる、丸井とか言う子が居ないかはちゃんと確認した。


席に座って赤也にハンバーガーを買いに行かせる。
私は赤也が来るのを待つ。



「はい」

『ありがと』

「『いただきます』」



そう言ってハンバーガーを食べる。
あ、セットだから飲み物とかあるよ??



「ほいや今日のこはんどうすんの?」

『……シチューで良いんじゃない??』



それからお父さんの誕生日プレゼントを何にするか話しながら食べる。



『「ごちそうさまでした」』



食べ終わり席を立ってトレイを片付ける
赤也は伸びをしている。



『じゃあプレゼントとケーキ買って帰ろうか』

「おう!」



フードコートを出て紳士服売り場に行ってお父さんの誕生日プレゼントを買う。
一応、赤也と割り勘。


それから雑貨屋に行きたい衝動を抑えてケーキ屋さんに向かう。



「いらっしゃいませー」

『あ、このチョコレートケーキ1つ』


「はい、少々お待ちくださいませー」



そう言って店員さんがケーキを箱に入れている。
メッセージ頼むかな…



『あのメッセージつけてもらいたいんですけど…』

「はい、何て書きましょうか?」

『普通に誕生日おめでとうで』

「かしこまりました」



それからケーキを受け取りショッピングモールを出た。



「姉ちゃんケーキ落とすなよ」
『大丈夫だって…』





小さく笑い合う
『さっきの赤髪くんって誰だったの?』
「こないだ家に電話かけてきた先輩…」




20111215
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