切原くん家のお姉さん
寝坊
赤也と並んでテレビを見ていたらお母さんが出てきたのでお風呂に入って出て来てリビングに行ったら誰も居なくて泣きたくなったのは私だけの秘密だ。
そして現在9時15分。
『赤也起きてこないなー』
8時に起きて用意した私は未だ起きてこない赤也を待っている。 まあ、寝てるんだろうけど…
ハーッとため息を吐き仕方なく赤也の部屋に行く。
『あーかーやー!!』
ドアをバシバシと叩きながら赤也を呼ぶ…が、返事はない。 私はノックをして部屋に入る。
案の定、赤也は爆睡していた…
『赤也ー…起きろーっ』
「んーっ…」
『…起きろや、バカ也』
ガバッ
「……おはよう」
『おはよ』
「…今何時??」
『9時30分』
そう言ったら赤也の顔が真っ青になった。
「い、今から用意する!!」
赤也はパジャマを脱ぎ捨てて目の前で着替え始めた。 私は布団を直して赤也のパジャマを手に取り1階に向かった。
私は鞄の中身を確認して忘れ物がないか確かめケータイを開く。
"来週の日曜日ヒマ??恵梨奈はヒマらしいけど" そう雪乃からメールが来ていた。
私は"ヒマ"とだけ打ってメールを送った。
バタバタバタ
「準備できた!!」
『じゃあ行こっか』
「おう!」
家を出たのは10時、丁度。
姉弟でデート 「あっ!!ケータイ忘れた!」 『早く取ってきなよ…』
20111209
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