切原くんお姉さん
ゲーム

赤也と2人でご飯を食べた後、ゲームをした。



『よしっ!!勝ったー!!』

「くっそ!!」

『じゃあ罰ゲームね』

「チェッ」



負けた方が罰ゲーム。
罰ゲームは…まあ、いろいろ。


『じゃ…明日一緒にどっか行こうか』

「マジで!?」

『明日は部活ないんでしょ?』

「うん!!」

『じゃあ、明日一緒にどっか行くって言うのが罰ゲームね?』



赤也は嬉しそうに頷いた。
いやー…赤也はやっぱり可愛いよ…


そんな事を考えていたらお母さんが帰ってきた。



「『おかえりー』」

「ただいまー…実奈ごはんー」

『はいはい…』



私はソファーから立ち上がりキッチンに行く。
赤也はお母さんに絡まれていた。

ご飯とお味噌汁を先にテーブルに並べるとお母さんはお味噌汁の匂いにつられて椅子に座った。


赤也はお母さんに解放されホッと胸を撫で下ろしていた。



『はい』

「ありがとう実奈!」

『どういたしまして』



鮭を乗せたお皿をお母さんの前に置いて赤也の方に行った。



『じゃあゲーム再開するか』

「おう!!」



マリオパーティー、15ターンでスターは0から…
私はテレサを使う。


赤也は…



「うーん…」

『ヨッシーで良いんじゃない??』

「うーん…いや、ルイージにする」

『OK』



2回戦はどちらが勝つのか!!























「よしっ勝った!!」

『あー…スターの数負けたー!!』

「フッフッフー」

『………』

「明日ゲーム買って!!」

『何でだよ!!』

「え?」

『……………はいはい…分かりましたよっ』



チェー…
とか言いながら私は立ち上がりお風呂のおいだきボタンを押しに行った。



『あ、お母さんー』

「なーに?」

『お父さんっていつ帰って来るの?』

「明日よー」

『「はっ!?」』



アレ?言ってなかった??
と、ヘラヘラ笑う母を見て私と赤也が思った事…





能天気な母だ
お父さん…
……さ、明日はどこ行こうかなぁー




20111205
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