痴話喧嘩

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痴話喧嘩をしながら侑士くん達のいる所に行く。



「何で手繋いでるん!?」



着いて早々、恵里奈に突っ込まれた。
私は若干呆れつつ



『ノリで繋いだだけよ…』

「よ、良かったー…実奈が景ちゃんと付き合うってなったら私実奈と友達辞めようと思ったわ」

『別に私は今すぐにやめても良いけど??』

「嘘や!!嘘に決まってるやん!!」



跡部くんを突き飛ばして恵里奈は私に抱きついた。


跡部くんが突き飛ばされた時にイラッとした顔をしていた気がするが気のせいだと思うことにした。



『あー!鬱陶しい!!』

「ギャッ」



恵里奈を突き放してさっきからウズウズしているジローくんを見る。



「実奈ちゃぁぁぁん!!」



と、タックルしてくる勢いだったので…


サッ



「グッ！」

『…あ、ごめん』



避けたら地面と"こんにちは"したジローくん、ごめんね…

ジローくんを見ていたら急に背中が重くなり振り向いたら



「実奈ちゃん久しぶりやな」

『久しぶり、侑士くん』



鼻と鼻がくっつきそうな距離に侑士くんがいた。
正直、驚いた



「ギャー!!実奈から離れろ侑士!!」

「絶対嫌や!!」

「はーなーれーろ!!」



姉弟喧嘩を始めた2人…
毎回、私を巻き込むのはやめていただきたい。



「実奈ちゃんは俺のだCー！」



と、ジローくんが割り込んできたせいで余計ややこしくなったのは言うまでもない。





巻き添え
誰か助けて…
あ、若くん発見。



20111125
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