バッタリ

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赤也に謝ろうとか思ったけど何かどうでも良くなり3番風呂に入った。
3番風呂＝最後なんだけどね…



『あ、明日の事言ってないじゃん』



ザバッと、湯船から上がり脱衣場に行く。


全裸のまま髪を拭く。
あ、パンツは履いてるよ？
…だったら全裸じゃないか…

ワシャワシャと髪を拭いていたら不意にドアが開いた。
お母さんかな？と思ったら顔を真っ赤にした赤也だった。



「なっ…なななな!!」

『………え、何そのかわいい反応』

「ば、ばか姉貴!!」



バンッ


えーー。
ばか姉貴って…どゆこと。
つか…あの反応はヤバイっ
可愛すぎる!!



『…私は変態かっ』



フーっと息を吐いてパジャマを着る。
リビングに行くとムスッとしている赤也とドラマを見て号泣しているお母さん。



『洗面所あいたよー』

「………」



無言で洗面所に行く赤也。
え、何故に無言??



『…あ、お母さん明日映画見に行ってくるから』

「え？誰と？彼氏？」

『女友達だから』

「えー…つまんなぁーい」

『酔っぱらいがっ』



私が言った事は聞こえたのかは不明。
まあ、良いか。



『じゃあ私、寝るねー』

「おやすみー!!」

『おやすみー』



廊下に出たら丁度、赤也と会った。


え、何で目を逸らす…



『おやすみ』

「お、おやすみ…」

『…姉の裸見ただけで動揺するとかまだまだだね』

「なぁっ!!」



フッと鼻で笑い部屋に向かう。
ちょこっと宿題やって寝よう。




初な弟

本当に赤也は可愛いな…
……タラシにはならないでね。
マジで。



20111012
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