切原くん家のお姉さん
変わらない
お風呂の中でも考えて考えて…またイライラしてお湯に潜って叫んだりしてからお風呂を出た。
パジャマに着替えリビングに行くとソファーに座ってイチャイチャしている両親が目に入った。
私は無言でソファーの後ろに立って両親の間に顔を寄せて
『ねえ…』
そう言ったら両親はビクッとした。
「ど、どうしたんだ実奈」
『………キスって何でするの』
「は?」
『……いや、何でもない…おやすみ』
「「お、おやすみ…」」
私はそのまま部屋に戻り直ぐ様布団の中に入ってボーッと天井を見上げた。
何も考えないでたたボーッと…そうしている内にだんだん眠くなり私はゆっくり目を閉じて眠った。
『ん……』
5時52分… 携帯で時間を確認した後私は大きくため息をつき布団から出て制服に着替えて鞄に教科書等を入れ替え1階に行く。
キッチンに行ってお茶を一杯飲んでから朝食とお弁当を作る。
『卵…オムレツでいっか』
それから朝食を作り6時15分にお父さんが起きてきてパンとオムレツを食べ最後にコーヒーを飲んで仕事に行った。
お母さんと赤也はお父さんが出て行った直後バタバタと起きてきた。 2人共慌てパンとオムレツを食べて家を出て行った。
私は1人寂しく朝食を食べる。 今日の天気と占いを見てから食器を洗い家を出た。
『ちょっと早かったかな…』
そう呟いて私は空を見上げた。
相変わらず青くて綺麗。 そんな空に少しムカついていたら千春とミチルが来た。
「おはようございます」
『おはよう』
「おはよう!!」
『あ、うん』
「え!?」
『ミチルちゃん行こうか』
「そうですね」
そう言って2人で学校に向かう。 学校に向かってる途中、千春と言い争っていたミチルちゃんが電信柱に激突した瞬間は一生忘れられないだろう…
『…大丈夫??』
「な、なんとか…」
「ハハッ…ざまぁ!!」
「ウザッ!!」
いつもと何ら替わりない朝に私は幸せを感じた。
替わらない朝
今日のお昼どうする?? 中学校行く??
20120317
←|114/139|→
TOP
|