切原くんお姉さん
ダルい

「い…おーい」

『ん…』

「夕飯!!」

『あー…うん』



あれからどれくらい寝たのかは分からないが外が暗い…
赤也は"早く来いよ"と言って1階に行った。


私は寝起きだからか少し体が怠い、体を起こしてカーテンを閉めてから1階に行った。



「あ、実奈ちゃんおはよう」

『今、夜でしょ…』

「ウフフ」



お母さんがニヤニヤしながら料理を運んでいる。
私は手伝う気がなかったのでそのまま椅子に座った。



「あのプレゼント誰から??」

『氷帝の後輩』

「…彼氏??」

『違うわよ…』

「絶対!?」

『うん』

「……なら良いけど」



お父さんと赤也の軽い質問に答えてお母さんの運んできた料理をつまむ。



「こーら!!」

『…いただきます』

「え」



お母さんにそう言って唐揚げを食べる、つられて赤也も食べはじめた。


ご飯が赤飯なのはものすごく気になったが何も突っ込まないで夕飯を食べた。



























「あの箱何が入ってたの?」

『ネックレス』

「へー…見せてよ」

『今度ね』

「ええー…」



ご飯を食べ終えソファーでテレビを見ていたらお母さんがニヤニヤしながら話しかけてきた。


めんどくさ…
とか思いながらお母さんの言葉を流す。


「実奈ー…」「実奈ー!!」『だまれっ』



『もしもし?』

「え…何その着信音」

≪景ちゃんからプレゼント貰った!?≫

『うん…』

≪へー…ふーん…≫

『何』

≪べっつにー≫

『………じゃ』

≪ちょ!!≫



恵里奈からの電話を一方的に切ってテレビを見る。
お母さんは色々諦めたのかお風呂に行った。
赤也とお父さんはゲームで対戦するとか言って赤也の部屋にいる筈…



『お風呂入って寝よう』



私はお母さんと一緒に入る為脱衣場に向かった。





一緒にお風呂!!

一緒に入っていい??
え?恋ばな??




20120304
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