あれ?これってもしかして犯罪じゃね?
※管理人のどうしようもないテンションと妄想の産物。
※下手な夢小説よりも、どうしようもない。


 「飴ちゃん、食べる?」

 「………は?」


 フリューゲルから差し出されたのは、棒のつく丸い飴。
 あれだ。よく、コンビニでも見かけるチュッパなんとかってやつだ。あれって、外装剥がすの面倒なんだよなーーーー…じゃなくって!


 「な、なんだよ。いきなり!(何考えてんだ、コイツ…)」

 「何だよはこっちだよ…人の好意を無下にするなって! あと、心の声になってないから、洩れちゃってるからね、それ」


 ムッとした顔で、フリューゲルは俺に近付いてくる。身長高いせいか、近付かれると妙な圧力感を感じる。
 そして、奴は俺の顎をガッと掴んで


 「んががが…!?」

 「ほい」


 強引に飴を突っ込んできた。
 それさあ、結構いけたんだよね〜。新発売らしくって、なんだったかな…まあ、俺好みの味だったわけよ。
 とか言って、子供のように無邪気に飴について語るフリューゲル。
 とりあえず、口の中にある固体を味わってみた。


 「…これ、柚子っぽい」

 「そうそう、柚子なんだよ!飴で柚子味って珍しくね?」

 「んー…のど飴以外ならね」


 と、飴を味わっている所で、口の中の飴が動いた。フリューゲルが、まだ棒の部分を指に挟んでいたからだ。
 

 「ぎゃあぁ!!!テメー、いきなり何すん…」

 「ん〜、少年のオーバーリアクション。嬉しくなっちゃうねえ〜」

 「こ、答えになってな…っ (このオッサン、ぜってードSだ!)」

 「だーかーら、俺はオッサンじゃないって」


 ニヤニヤしているフリューゲルの髪を後ろにグイグイと引っ張っても、一向に気にした様子はなかった。
 むしろ、上機嫌になっている気がするのは俺の気のせいなんかじゃないと思う。


 「ふざ、けんなぁああーーーっ!」

 「ふざけてないって! 俺って、結構真面目だから」

 「んぐが、んんんんーーっ!(尚、太刀悪いじゃねーか!)」


 気がすんだのか、フリューゲルは俺から一歩身を引いてグランホエール内を見回す。
 そこでようやく、俺は一呼吸つけた、と思ったがそうはいかなかった。

  事態の飲み込めない俺の視界いっぱいに、何の緊張も躊躇いもないフリューゲルの顔が入ってきたからだ。

 「少年、こういうのは初めてかい?」

 「…は?」

 「処女である前に、童貞だろ。まあ、予想道理ちゃあ予想道理なんだがねえ」


 本当に何を言い出すんだこのオッサン!しかも力強いし!!
 誰かに助けを求めようかと見回すが、悲しいことに誰もいない。もしかすると、誰もいなかったから、フリューゲルはこんなことをしたのかもしれない。


 「ぎゃあああ!」

 「あのさ、こう、もっと可愛いげある…」

 「ちょ、ま…やめっ…」


 フリューゲルは何の躊躇いなくズボンの中に手を突っ込んできた。
 俺しか触ったことない場所を、気持ち悪い感じに触られている。
 
 
 「ぎゃあああ!ど、どこ触ってんだ テメー!!!」 

 「だからさあ、もうちょっと色気ある声とかだせないの?」


 はあ、と軽く溜め息を吐かれた。何で、一方的に溜め息吐かれなきゃいけないんだ!そもそも、このオッサン理不尽過ぎる!
 しかし、溜め息を吐きながらも、フリューゲルは薄ら笑いを浮かべていた。以前、アカシャ盤の塔で戦闘する前に見たような顔であると思い出し、何故かゾッとした。


 「ーーーっ、おい!!さっきから何なんだよ!!?」

 「まあまあ、怒りなさんな」


 その声を聞くと同時に、背が床に激突する。
 咄嗟に、逃げるためにか無意識に攻撃をしたが、あっさりとかわされた。
 俺が驚いた一瞬の隙に、フリューゲルが思いもよらない行動 にうつった(俺は真っ当な人間で常識人だから、そんなことするされるの世界には程遠いので、思い付く訳がない) 。


 「ーーーっあ゛!?」

 「最初は痛いかもしれないけど…ま、大丈夫だから」

 「嫌だ、止めろ…っ、気持ち悪いっ…!」

 「嘘だろ」


 生理的に出て来た涙を、目玉ごと舐め上げられた。 もう、頭がパニック状態に陥っている。
 それを見透かしたように、フリューゲルはニヤニヤとしながら先端部分を引っ掻いた。


 「っああぁ!?」


 聞いたことのない自分の声に驚き、思わず口を手で塞いだ。顔が赤くなるのが分かる。何より、フリューゲルの顔を見るのが恥ずかしい。
 だが、恥ずかしいから顔を背けている…とかいう俺の思考はすっかり無視して、フリューゲルは手におさめていたモノに顔を近付けていた。


 「え、何し…あ、止め駄目」


 下腹が一気に熱くなる感覚がした。下で何が起こっているかは何となく皆目つくが、あまりにいたたまれないような思いがして視認出来なかった。
 トキオは気付いていないが、視認出来ないためか意識がその場所へと集中し、余計感じてしまっている。
 両の足を閉じようとするが、フリューゲルの肩がそれを許さない。


 「ふあ、あ…あああ、あ…」

 「何だ、やれば出来んじゃないの。少年」

 「出来、るとか、あ、あああ駄目無理!そっそこ触んな!」
  

 トキオのペニスを口に含みながら、手に持っていた飴をあろうことか、排泄のために使う穴へと押し込んだ。
 自身の唾液で多少は濡れていたため、そこまで力は必要でなかった。



 「やあぁ…フリューゲル……っ!?」

 「おーおー、また美味しそうにくわえ込んでくれちゃって……」

 「く、くわっ…って!?」



 こんなことになるなら、飴を噛み砕いておけば良かったと烈しく後悔する。 宙に浮いた腰が自然と揺れる。塞いでいる口からも、唾液と声が溢れ出た。
 そんなことを続けているうちに、後孔の中は腸液で滑りやすくなっていった。飴が球体となっているので、抽挿を繰り返す度に、一点に引っ掛かる。たまに掠れるのが何とももどかしい。
 トキオの反応にもどかしさに気付いてかフリューゲルは、わざとその一点に掠れないように抽挿を繰り返した。性格の悪い男である。



 「ああぁ、お かしくなっ…あ、ひうっ」

 「んー…わざとだしねえ」



 その言葉に声を荒げようと口を開いた瞬間に、グリ、とそこを強く刔られながら先端を吸われた。喉をのけ反らせるまでに嬌声をあげた。
 当然、与えられた快感に射精感が込み上げてきたが、付け根の部分を片方の手で絞められて空逝ってしまう。
 


 「あ、あ、あぁ…」

 「…そろそろいいか」



 フリューゲルが肩に掛けていたトキオの足を下に下ろす。勿論、トキオの身体から一切の快感が与えられなくなり、逆流の余韻のみが巡る。
 我知らずして、俺は不安感によってフリューゲルに視線を向けてしまった。目が合ったフリューゲルはそんなトキオをニタニタと笑う。



 「あれ?もっとして欲しかった?」

 「ーーーっ!違っーーっ!!」

 「駄目とか無理とか言ってたクセに〜。ま、これからもっと凄いことするんで」


 慌てて否定した時にはもう、トキオはフリューゲルの手の内であり、身体の支配権は奪われていた。
 それでも逃げようと、思うように入らない腕に力を込めて、上半身を起き上がらせた。フリューゲルと目の高さが同じになったところで、不意打ちに近い口付けをされる。弛緩した口の中に、舌を捩込まれる。歯列をなぞられ、蹂躙される。
 あまり息を吸っていなかったため、苦しかった。注意散漫になっているところで、飴よりずっと熱いものが宛がわれた。



 「あああ、うわああ…」

 「やっぱ、キツいかねえ」

 「あ、それやだ…ちが…」



 宛がって、挿れるのではなく入口を掠めるようにして擦った。
 何が何だか分からなくなっているトキオは、恥ずかしいとかいった感情が麻痺している。それが手伝って、自らフリューゲルのそれを自分の中に導く。
 それには、さすがにフリューゲルも驚いた。



 「あああああ、い、痛、ぃあぁぁ」

 「ちょ、少年っ…いきなりはキツいって…」

 「っああ、いっ、あぁぁ…」



 自分が身じろぎするだけで、中が刔り取られるような錯覚に陥った。
 先に感覚になれたのは、勿論フリューゲルだった。成長期なりかけの男子特有の、細い腰を掴んで軽く揺さ振った。それだけで、トキオは声が止まらなくなり、考える力も削がれていく。
 そして、二度目の吐精まで登りつめた。一度目はせき止められていたので、開放感は半端ではなかった。
 この短時間で、二度も射精するのは経験がなく、まず抜くという行為も満足にしたことがなかったトキオには、強すぎる感覚である。

 放っておかれれば、そのまま余韻に浸されたまま眠りに落ちてもおかしくはない。
 が、そんなことをフリューゲルがさせる訳がなかった。



 「おーい、少年?一人で満足するんじゃないよ」

 「あ、いやっ、動、かすなっ!」

 「動かした方が、気持ちいいでしょうが」 



 多少の意識が戻ってきたトキオは悪態を吐く。
 しかし、フリューゲルにとっては可愛いものでしかない。五月蝿ければ、耳に舌を捩込んだり、首などを舐め上げ噛み付くだけで、意味のない言葉にたちまち変わっていく。



 「あのさあ、俺、少年には技とか期待してないんで、好きにやらせてもらうから」

 「は、何を…って、うわあぁ、あ、ああぁあ!?」



 腰を引き抜くか、ギリギリのところまで上げて、トキオ自身の重さに働く重力に従って落下させるという、勢いよく自身をトキオの中に埋め込む方法をフリューゲルは選択した。乾いた肌と肌とがぶつかる音、鼓膜に直接響く水のような音が聞こえた。
 急激に襲い掛かる圧迫感と空虚感の繰り返しに、またも理性を失っていく。



 「っぐ、ああぁ、あっ、いああっ」
 
 「あー、いいわ。抜くにはキツすぎるがね」

 「ふ、ざけっ…うわ、あっああっ」



 最後に、フリューゲルがトキオの腰を荒く引き寄せた。中に熱い何かを感じたことで、共にトキオも果てる。
 トキオはそのまま、フリューゲルの肩に顔を乗せてぐったりとする。しかし、なおも余韻に浸ることもなくゆるゆると揺さ振る動きは止まらなかった。
 何度目かの絶頂で神経が研ぎ澄まされているため、少しの刺激が大きな快感に変わる。



 「あぁ…う…」

 「…少年、あと2回くらいは付き合ってくれや」

 「ひぅっ!?ああぁ、もう、無理…ああっ」



 腰に響くような、笑いを含んだ低い声で囁いた。フリューゲルの片手が上を向いた乳首を爪立てながら摘む。
 トキオはその後も、フリューゲルの気がすむまで何ラウンドか付き合わされ、また、後処理と言われながらも遊ばれることになる。






***


 数時間後



 「あー…やっぱ、俺、フリューゲル苦手だ」

 「そう言いなさんなって、気持ちはどうであれ、身体の相性は…」

 「うわあああぁぁぁぁ!!!」


 


 End
- - - - - - - - - -

 どうしようもない。
 やっぱ、同じ時代での絡みが一番です。

 トキオは、絶対独り言をぶつぶつ言うキャラですよね。絶対心の声とか洩れてますよね(笑)
 フリューゲルは絶対Sですよね。中の人繋がりで、銀髪の天パはイメージSですし。カロンの囚人で萌えた。
 久々のはっきりとしたエロです。申し訳ありませんでした。しかも、一人称と三人称がごちゃごちゃやん(´・ω・`)

11-01-04
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -