leave open

いちゃついてる4N♀4D



目を覚ましても、まだ夜は明けていなかった。だが時計を見ると6:30を指している。冬の夜長という奴か。そう思いつつ、彼女はベッドの上で身じろいだ。

「…うぅ、…さみい……」
「ん?起きてたのか、お前」

隣で唸りながら、ネロがダンテの体を強く引き寄せてくる。ネロはダンテよりは遥かに規則正しく生活をしているが、どうしても朝は機嫌が悪い事が多々ある。

「もう朝…?」
「ああ。起きれないのか?」
「いつもキリエが起こしてくれてた…」
「そりゃ残念だったな」

ダンテはのそりと起き上がる。今日は朝から依頼が入っているのだ。朝食をとる時間もなさそうだと考えている間に、ネロがダンテの腰に手をまわしてくる。

「こら。離しな」
「別に大した依頼でもないんだ……此処にいろよ」
「えらく甘えてくるな。寒がりにも程がある」

下に降りてストーブでも焚けばいいと付け加えても、ネロは回した腕を緩めようとしない。


「めんどうだ。あんたがストーブの代わりになれ」
「困った坊やだねえ」







「あたしが必死に、独立の手助けをしてやってるってのに…」
「じゃあ決めた。あんたの所で、ずっと世話になってやるよ」
「本気か?」

いつの間にかネロはすっかり目覚めている様子だった。昼間に見せる挑戦的な目をしている。

「…トリッシュみたいに、"良い相棒"になれるかどうかは分からねえけどな」
「言っとくけど、道は険しいぜ」
「まあ見てな。あんたを食わす程度には稼げるようになるさ」
「威勢の良いこと。ついでに、こっちも満足させてくれれば上々なんだがね」


まだ少年と呼べる年頃の彼は、その台詞を聞いた途端に顔を紅潮させた。







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そして有効活用へ(;_;


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