骨まで食べられる魚

2V→2D♀←2N R18



二階にあるバージルの私室に入ると、張本人が窓際に座り読書をしている所だった。彼が太陽の光を浴びても平気になるまでかなりの時間を要した。時間をかけながらも少しずつ回復していく片割れの姿に、ダンテは内心穏やかな気持ちになった。

「今日は…外、出なくていいのか」
「ああ。此処でゆっくりさせてもらうよ」

兄の表情はとても柔らかい。今まで彼女を傷つけてきた事を悔やんでいるからだった。しかしダンテは既に彼を許し、こうして受け入れている。

「バージル。」
「何だ?」
「その…。しばらく、していなかったな」

ダンテは気遣わしげに眼を伏せて言う。意味を理解したバージルは、椅子に手を添えるダンテの手に優しく触れた。

「お前が余裕のある時で構わない。気にするな」

性に関してはバージルは人間を相手にするのを怖がる為、代わりにダンテが処理をしていた。

「読書に集中してていい…。その間に終わるから」

耳元で呟きながら、彼女のしなやかな手がバージルの股間の上を滑った。



+ + +



ダンテはスラックスを寛げ露わになったバージルの竿を頬張りながら、上下に動かす。ダンテはあの後、ベッドでした方がいいか、と提案もしたがバージルは簡素なもので構わないと頭を振ったので現在に至る。

「ダンテ…うっ……もう、」
(そろそろか)

ダンテは喉の奥まで咥え込み、締め付けるように口を窄めた。その刺激で絶頂に達した彼の精が勢いよく溢れかえった。ダンテは一滴も残さずそれを飲み干すと、尿道に残ったものまで吸い取った。


その刹那、部屋のドアが勢いよく開いた。

「父さん。ダンテを借りたいんだが」

突然のネロの来訪に二人は驚いて固まった。ネロも1秒ほど凝視したが、「ああ」と何でもないような顔をしてから歩を進めてきた。

「ダンテが依頼終えて戻って来てるって、同業者から聞いてたんだが。一足遅かったな」
「ああ、今しがた用事を終えた所だ。ダンテ、行ってやれ」
「悪いな、父さん」

ネロはまだ座り込んだままの彼女の腕を少々乱暴に引き上げ、立ち上がらせた。





隣室まで連れ込まれた後ベッドの上に突き飛ばされ、ダンテは呻いた。抵抗する間もなくネロにボトムスを脱がされ巨根を突き立てられる。

「ぅ、ぐ…」
「美味そうにしゃぶってたな、あんた。兄貴のチ○コがそんなに嬉しかったか」

鋭い目で睨むダンテに、ネロは嘲笑した。

「週に1度や2度、処理してくれる女を持てて羨ましいね、あの人。こっちは無我夢中で依頼こなしってるってのに、なあ!」
「ッああ゛ぁ!」

奥まで叩きつけられ、ダンテは忽ち苦悶の表情を浮かべた。


「不機嫌そうにしやがって、誰が一番不機嫌か分かってんのか。お仕置きついでに、今日はアンタを徹底的に苛め抜いてやるよ」






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