やっぱガキだな
初代♀と3兄貴。おねショタっぽい
この兄貴時空を超えます
「何だ、この菓子の山は」
「これ?知り合いの女の子がハロウィンだからってくれたんだよ」
色とりどりに包装されたキャンディー、チョコ、クッキーの山にバージルは心の中でえずいた。そこかしこにジャックオーランタンまで吊り下げられている。
所詮は子供(ガキ)の道楽だ
バージルのつまらなさげな表情に、ダンテは頬杖をつきながら笑った。
「ガキのお遊びだって言いたげだな」
バージルは無愛想に顔を背ける。本来は短気なため、別の誰かであったなら間違いなく剣を抜いていただろう。非常に解りづらいが、「この時間」にいるダンテに対しては信頼を置いている方らしい。
「だが、俺からすればあんたも子供さ」
「俺が子供だと?」
「まあな。可愛い息子を持った気分だ」
「馬鹿か」
閻魔刀をソファに立て掛けどかりとダンテの横に座る。ダンテはちらりとバージルの横顔を見る。視線に気付いたバージルと目が合った。
「何だ」
「なにも?菓子食べないの」
「こんな不味いもの食えるか」
バージルに肩を押され、ダンテは忽ち仰向けになる。
「胸を貸せ。しばらく起こすな」
ダンテの血色のいい唇が弧を描いた。
ハッピーハロウィン🎃
知り合いの女の子=パティ