ロウソクを吹き消して

特殊ネタ。モブと初代♀
子Nと子Vもいます、R-18


子供二人育てるには何かと入り用だと思い、久々に体を売ることにした。

俺ももう30だし、市場価値的にはちと厳しいかも知れないと思っていたが、意外にも早く一人引っかかった。内心、安堵した。

「綺麗だね。あまり見ない顔だ」

路地裏に入った途端俺の腰を撫で回し、男は上機嫌に言った。普段は立ち寄らないから、当然だ。

俺はこういう場ではなるだけ無口でいるようにしている。普段言葉が汚いのは自覚しているし、丁度いい。

にっこりと微笑んでから、袖を引いて近場にあったホテルの入り口をくぐる。


奥にある一室に入り鍵を閉めると、早速男は俺をベッドに強く押し倒した。スラックスの上から分かる程男のそれは勃起していた。

ベストとインナーを同時にまくりあげられ、ブラジャーを上にずらされた。

耳を舐められ、唇を塞がれる。ズボンのベルトを外され、ただ静かに目を伏せた。

今頃、バージルとネロは俺の帰りを待ち構えているだろう。

帰りは何を買っていってあげようか。

たまには、上等なものを。


「ハァ、きみ、とってもいいよ…。今までの女より最高だ」


早くふたりの喜ぶ顔が見たい。








「まま、おかえりなさい!」
「おかえりなさい、かあさん」

バージルが食材の入った袋を受け取ってくれ、キッチンへと走っていく。ネロは寂しかったのか、俺の腰にくっついたまま離れない。

「バージル、構わないからこっちにおいで」

バージルは何処か嬉しそうに振り向いた。

俺は二人の目の前で小さな箱をふたつ、取り出した。




「バージル、ネロ。誕生日おめでとう」




×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -