今でもその景色を

3V3D(性別どちらでも)
ほんのり+ダンテーズ、会話のみ



「今戻った」
「お帰り。遅かったな」
「他の"お前"がしつこく誘ってくるから、帰るのが遅れた」
「はは。みんなあんたの事が、可愛くて仕方ないんだよ」
「全部お前なのに、まるで他人事か」
「もう慣れちまったしな」
「………」
「なんつーか、そうだな…キョウダイ?に近いかもな。悔しいがあいつら強いし、頼りになる時あるし」
「俺は頭が痛くなる」
「そんなに?」
「人格がそれぞれ異なり過ぎて面倒だ」
「そうだな。何でかな」
「共通する所は………」
「ピザとストロベリーサンデーが好きなとこ?」
「ああ」



それと、今俺に向けている、子を愛でるように優しい視線か。



「なに?」
「何もない」
「んだよ」


口が裂けても言わないが

年とっても俺は、ずっとあんたの事を思ってるんだろうよ。






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