逆十字
陥落の続き
擬人化ファントムと初代♀
R-18
ベッドの上で、体格の良い若い男が女の腰をつかみ、欲望のまま激しく揺さぶっている。女の方は美しい銀髪を振り乱し、ひたすら喘ぎ声を上げていた。筋の張った男の腰が打ち付ける度、捲り上げられた黒いインナーからこぼれる、褐色の豊かな乳房が跳ねるように揺れた。張りのある肌から玉のような汗を散らし、仄かに甘い匂いを発している。
「あっ、ねぇ…ま、だ……?」
「まだ3回だ。もっと付き合え」
「…俺さ、もう、くたくた、なんだけど」
ダンテは始める前は「ヤるなら一回だけだ」「キスはするな」「中に出したら許さない」などと色々注文をつけてはいたものの、最初の一度目で体力を根こそぎ奪われてしまった。今は抵抗する術を失い、ファントムに完全に主導権を握られている有様だった。
ファントムは四度目の絶頂を迎え、赤く熟れた膣内から巨根を抜き出しダンテの唇に押し付ける。ダンテは渋々それをくわえこみ、口内射精を促すように頭を上下に動かした。
「は、美味そうにしやがって」
美味いわけがねえだろ。
と悪態をついてやりたい彼女だったが、応える余力がないので、飲み下した口をうっすらと開け、息を吐くので精一杯だった。
厚みのある赤い唇が艶かしく、ファントムは吸い込まれるように顔を近付けた。
「キスさせろ」
答えを聞く前にダンテの頭を掴み上げ、唇を奪い貪る。
「!?…んー!」
ダンテは離れようと必死に頭を動かしたが、悪魔の腕力には及ばず、軽々と体位を変えられた。ファントムはダンテの体を横向けにし、片足を限界まで持ち上げ、射精したばかりのそれを宛がう。
愛液にまみれたヴァギナが亀頭を飲み込み、極太のカリを飲み込んでいく。その間も、ファントムの舌はダンテの咥内を蹂躙していた。
塞がれた口が解放された途端、容赦なくピストンが始まり彼女は悶える。女ながら浮き出た腹筋がひくりひくりと痙攣している。
「あ、はぁ、あん、あ、あぁ」
ダンテはファントムの首にすがるように片腕を回した。瞼を閉じ下唇を噛みながら律動に耐える様が妖しく、ファントムは食欲が沸いてきたのか、舌嘗めずりをした。
(二度とヤれなくなっちまうのも困るな)
ベッドに仰向けになり、その上にダンテを仰向けに寝かせると下から突き上げる。律動する度ぱちゅんぱちゅん、と結合する音がした。
「おい」
「んっ、あぁ、もう、…なんだ、よ!」
「一回位中に出させろ」
「ふ、あ、だめ、っつ、たろ!放せ!」
「もったいぶりやがって」
「できちまうだろっ。んっ、赤ん坊、なんか、んぅ、育てる、はぁっ、余裕、ねーんだウチは!」
ファントムの目が驚く。
腕力が緩み、ダンテは焦燥した顔で逸物を引き抜いた。直ぐ様口内に収め、喉を鳴らして吹き出す精を飲み込んだ。
「ほう不便だな。人間って奴も」
「はぁ、はぁ。悪魔と一緒に、するなよ……」
「く、さっきの顔は面白かった。出来れば、もう一度見てみたいぜ」
「馬鹿言いやがって、くそったれ」
先走りやら愛液やらで汚れたファントムのものをダンテの舌が舐め取っていく。ファントムは乱れた彼女の髪に手を伸ばすと、かき混ぜるように撫ぜた。