色々CPまとめ

非常に短い為、何本かまとめてます。
CPごちゃごちゃです。






ネロアン初代♀


視線を感じて、顔を上げると向かいにいたダンテと目が合った。優しい眼差しで見つめるのが何と無しに気になって、俺は口を開く。

「どうした」
「ん?ああ、美味そうに食べるなって思ったんだよ」
「美味いさ。そこらの女よりよっぽど器用だ」

冗談よせ、とダンテは赤ら顔で否定する。他の男には見せてほしくはない姿だなと思い、止まっていたスプーンを動かした。



何もかも作り替えられた彼に、人間としての生活を身に付けさせるのはかなり苦労した。

中でも食事を教えるのは骨が折れた。悪魔や人間の血肉を貪って生きてきた彼にとっては、かなりの苦痛だったかも分からないけど。偶々、俺の腕にかぶり付くあの姿が、今目の前でスープを咀嚼する姿と重なったのだ。

どちらも美味そうな顔をしていた。
---



1V♀1Dと子ネロ



「女神さまは木こりにこう言いました。あなたが落としたのは金の斧ですか?それとも…………眠そうだな、ネロ?」
「うん…女神さまは、何て言ったの…?」
「続きは今度な。一緒に昼寝してやるから、おいで」
「だんて、お願い…こないだのあれやって…」
「あれか?仕方ないなぁー」



「何をやってるんだ…お前は」
「はは…ネロもまだ小さいからな。おっぱいだって恋しくなるだろ」
「あまり甘やかすとろくな事にならんぞ」
「分かってるから怒るなって…。夜になったらあんたにもしてやるからさ」
「馬鹿を言え」
「あいでっ」





※胸枕です
---



2V♀2D



慣れない手で林檎を剥く。まだ動けていた頃、心配そうな様子でナイフを取り上げて、代わりに剥いてくれていた彼女の姿を思い出す。器用に動くしなやかな白い手は、時に俺の頬に触れたり、抱き締めたりもする。一緒に住むようになったのは俺が強く望んだからで、彼女はどこか苦しそうに、微笑んでから「すまない」と言った。

ダンテがベッドから動けなくなって一週間が経つ。




もういいんだ、バージル。

一緒にいたいという我が儘をあんたは受け入れてくれたが、これからは、この先どう生きるか、自由に決めて、好きな所へ行くといい。

彼女はそう言った。俺の身勝手な我が儘を押し付けられても尚、共に生きる事を受け入れてくれたのは、間違いなく彼女の方であるのに。

皮膚が赤黒く爛れて、そこから得体の知れない黒い皮膚が生まれ彼女の肉体を緩やかに蝕んでいく。



「ダンテ、愛している。

この先、お前以外を愛するつもりはない。」

斑になった手をとり、そっと口付けた。



俺は、彼女を愛している。





×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -