blueberry jam

2V♀2D R18
兄貴生存かつ、魔界にいる設定
2N♀2D要素あり




「久しいな」

最後に会ったのは確か五年前で、より精悍になった姿の兄にダンテは頷いた。

血を分けた妹であるダンテの変化に気付いたバージルは、腕をやんわりと掴むと労るような仕草で覗き込んだ。

「随分と細ったが…食べているのか?」

ダンテは気にしないでくれとでも言うように首を振った。多くの者に対し淡白な態度になりがちな彼女にしては、まるで恋人を相手にする女と何ら変わりなかった。





「息子(ネロ)は元気か」
「変わりない。今は依頼で悪魔を狩りに」

ネロが悪魔狩人としてめざましい成長を遂げていく間、ダンテは次第に口数が減り、表情を表に出さなくなっていった。子育てを終えた母親よろしく、今は干渉はしないが遠くで見守る役に徹している様だった。

バージルは彼女が入れた紅茶を口にし、思い出したように告げた。

「ダンテ。前に着ていたコートはどうした」
「ああ……かなり前に、悪魔の体液を被って使い物にならなくなったから、捨てた」

真実を言うと、ネロが新米だった頃、依頼先にて出くわした上級悪魔に手こずり、危うく食われかける所をダンテが身を呈し守ったのだ。

体液を頭から被り、皮膚や肉が溶け酷い有り様だったが、半魔特有の再生能力で何とか事なきを得、愛剣による一突きで悪魔は瞬く間に消滅した。

しかしコートは元に戻る訳ではなく、気に入りではあったがなくなく処分するに至ったという訳だ。


「ネロが贈ってくれたから、問題ない」

彼女にとっては何気ない言葉のつもりだった。

「似合っているが、タイトな造りだな。道理でお前らしくないと思った」

隣に座るダンテの腰を、無骨な手が引き寄せる。ほんのりと妖しげな空気になり、ダンテの白い頬が朱に染まる。

「…そ、の…」
「何だ」

髪を撫でながらバージルは問いかける。

「…あまり、見ないで、くれ」

細くくびれた腰から視点を上にすると、やはり豊かな胸がつんと上を向くように主張する。高級娼婦が裸足で逃げ出す程の、極上の体だった。

バージルにされるがまま、ダンテは恥じらうように顔を背ける。

「照れなくていい、よく似合ってるじゃないか。流石は俺の息子だ…お前の事を理解している」
「あ…っ、バージル…!」

ファスナーに手をかけゆっくりと下げると、窮屈そうに収まっていた乳房が大きく揺れ目の前に現れる。

「下着はつけていないのか」
「………」

ダンテはあまりの羞恥にうち震える。バージルの中では、犯人が誰かであるかは言わずとも分かっていた。

「背中を向けて、俺の首に手を回せ」

言われるがまま、ダンテは彼の膝上に腰かけると、腕を回した。





「気持ちがいいか?ダンテ」
「んッ、イイ…っ」

円を描くように胸を揉まれ、同時に指で乳首をこねられる。荒々しくはありながらも良い所をついてくる兄からの愛撫に、ダンテは乱れた。

「安心しろ。ゆっくりと可愛がってやるからな」

乳首を強く捻られ、ダンテは喉を逸らし身悶える。丁度兄の高ぶりが尻にあたり、ズボン越しからアナルの入り口を抉ってくる。上も下も、若い頃に開発済みであるダンテにはたまらなかった。

ダンテは必死に首を伸ばし、バージルと唇を重ね合う。舌と唾液が絡み合い、品のない音が響いた。

「下も、脱げるか」

バージルの言葉に従い、ダンテはベルトを外しズボンを脱いだ。黒い紐ビキニに包まれたいやらしい尻が視界に入り、バージルは目を細めて笑った。

「悪くない。
今度会う時は、その姿で出迎えてくれ」
「ダメだ…恥ずかしい…」

コートの裾を捲り上げ、ビキニに指をかけると、愛液に濡れそぼった秘部が見えた。

「お前は本当に、いやらしい女だ」

入り口に指を含ませクチュリとかき混ぜると、ダンテは切なげに喘いだ。

「バー…ジル、」

彼女は淫蕩に耽った目で、バージルのズボン越しに勃起するそれを、なぞるように撫で上げる。一瞬舌なめずりをする所をバージルは見落とさなかった。

「舐めたいのか?」

強請るように腰を揺らめかせるダンテに、バージルも苦笑しながら受け入れた。



ソファーの上で体を重ね、互いの性器を愛撫し合う。

ダンテは待っていたとばかりにバージルの巨根を咥内に収め、頭を上下に動かしている。じわりじわりと追い上げられていく感覚を覚えながらも、バージルは彼女の太ももに手を回し、際限なく溢れ出てくるラブジュースをすすり上げた。

「ふッ……?んんッ……!」

フェラに没頭していたダンテの腰に快感の波が走る。

足の指がピンと張り詰め、ひくひくと痙攣した。どうやらイッたらしい。

「ダンテ……もう、いいな?」
バージルは吐息混じりに告げる。余裕がなくなっている証拠だった。

「お前が挿れてくれ」

ダンテは逸物から顔を離し頷いた。



細身ながら肉つきのいい尻がゆっくりと持ち上がり、バージルの巨根をぱっくりとくわえ込む。ダンテはバージルを気遣うように一瞥し、そのまま一気に腰を落とした。

「………ッ!」
「くッ……」

ダンテは二度目の絶頂を迎えた。しかし間もなく、バージルの律動が始まる。

「ぁンッ、バー…ジルッ、待っ、……!」


バージルにとっては彼女は大切な家族だと思っているが、それ以上に一人の女としても見ていた。

同じ腹から生まれた双子でありながら、どうして此処まで異なるのだろうか。



片割れとして親愛を抱くにはあまりにも、彼女は美し過ぎるのだ。

「はっ、ダンテ…ッ」
「ん…ッ、バージル…中に」

息も絶え絶えに、ダンテは慈母のように微笑むと「出して」と呟いた。

バージルは更に抽送を繰り返し、野獣のような手つきで彼女の腰を掴み最奥へと叩き込む。

バージルの凶悪な雄がダンテの子宮口を抉り、容赦なく白濁を注ぎ込んだ。



「ダンテ…、すまない」
「構いやしない」

謝罪するバージルの頭を抱え、ダンテは優しく髪をとく。逸物がズルリと抜かれ、ダンテは中に出された精液を零さないよう、栓をする様に膣口をきゅっと締めた。

「かなり溜めていたな」
「そう思うか?」
「…中に沢山入った感じがする」

下腹を撫でながら彼女は苦笑した。

「熱いな…。シャワーを借りてもいいか」
「自由に使って構わない」
「お前も入るんだ。ダンテ」

バージルは腕を掴み、視線を合わせながら言った。

「たまには良いだろう?今更、裸を見せるのが嫌になったか」
「そうでは、ないけど」
「かなり具合も、良いみたいだしな…」

ダンテの頬に軽い口付けを落としつつ、彼は呟く。ダンテが情事中によく聞く、色のある声だった。



「その時にまた、続きをしよう」



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