綾部喜八郎
※現代パロディー
 下ネタ注意


おたく




隣人がオタクだった。私とは違う大学に行ってるみたいだが、同じ学生アパートに住んでる。バクモンの田中が眼鏡かけたような人。時々同じ時間に家を出ることがあるんだけど、鉢合わせすると物凄い勢いで部屋に逃げる。そのくせその辺ですれ違う時は物凄い笑顔で会釈してくる。

夏頃、そいつが郵便受けから部屋を覗いてた。手を突っ込んで、目をぎょろぎょろ動かして見回してた。急なことでびっくりして、虫コロリを思いっきしスプレーした。よくよく考えたら、眼鏡かけてんだから効かないよねえ。

その翌朝、郵便受けから糸が垂れてた。タコイトみたいの。何か繋がってんのかな?って思って引っ張ったら、その瞬間糸が強い力で外側に引っ張られた。痛かった。糸の先にガラス片が結んであって、手の平をスパッと切ってしまった。しばらく血が止まらなかった。 「にゃーーーはぁぁぁぁぁああああwww」みたいなかん高い声が聞こえた。

それまでも、
*ノックしまくる、開けると逃げる
*精子らしきものがついたティッシュを郵便受けに入れる
*私の顔写真を虹エロ画の顔に貼っつけた紙を郵便受けry
*出待ち、近付くと逃げる
*股間を見せてくる
とかあったんだけど。

まあ年末にそいつが死んだらしい。事故自殺じゃなかったみたいで、病気かなんかだと思う。「○○○○○ちゃんだいすきだいすきだいすきだいすry」って書きなぐったノートがあったとかで、そいつの母親がそれをわざわざ届けてくれた。いらないのに。

今でも大した霊は出てこない。時々*で書いたような事がちらほらあるだけ。ストーカーにあう女性の気持ちがよくわかって、怖かったけど勉強になった。でもまさか自分が男からストーカーされるとは思わなかった。しかしそのオタクは最後まで私が男だという事に気付かなかったらしい。知ってて好いてくれてたんなら、それはそれで気持ち悪いが。

ちなみに、ノートのこと。
カピカピしてて汚かったから捨てたんだが、表紙がまさにDeath Noteだった。中身は私の顔写真から胴体書き足したような絵とかが散乱。股間が(i)だったから、ああこいつ勘違いしてたのかって思った。可哀想に。



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