佐久間→→→→→鬼道
※佐久間がヤンデレ?で報われない子です。














鬼道さん、鬼道さん、鬼道さん
俺がしつこく呼んでも、溜め息を吐く程度で返事をしてくれる鬼道さん。(源田だったら完全にキレる。まあ俺がシメるけど)
その俺を見る顔も、溜め息も、ゴーグルも、衣服も、鬼道さんを取り巻く存在全てになりたい。その声も、その目も、その意識も、全て俺にだけ向けて欲しい。

だから、練習中に皆に向ける顔とか、源田を褒めてる時の顔とか、後輩に少し悪戯をされた時の顔とか、それ全てに伴う声だとか、動きだとか、意識だとか、全て憎らしくて堪らない。

鬼道さんは俺のモノじゃなきゃ駄目なのに、俺の眼下では、こんなことが日常茶飯事で。
そんなことっておかしいでしょ? だって鬼道さんは俺だけのモノ。俺の許可無しに会話したり、触れたり、鬼道さんの声を聞いたり、鬼道さんの意識下に入るだなんて。有り得ない有り得ない有り得ない!

…そうだ、鬼道さんを俺が飼ってあげればいいんだ。家の空き部屋を鬼道さんにあげよう。綺麗に掃除してあげるし、鬼道さんの好きな家具も揃えよう。
そして、鬼道さんの満足のいく食事を与えて(勿論餌箱に!)、夜は相手をしてあげて、…何不自由ないじゃないか。

じゃあ、行動は早い方がいいよね。こうしてる間にも、鬼道さんは、他の愚民どもは楽しそうに会話をしてるかもしれない。
俺には向けないその笑顔で。






ただ笑って欲しいだけなのに







20100717

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