動物の国 3


「くっ…！」

「おれの邪気眼が…疼く…！」

「うおおおおお！！」

「ついに化けの皮が剥がれたな！この吸血鬼め！！」

「我が狼一族の名に掛けて、今日こそ貴様を倒す！！」

「いざ尋常に、」


「「勝負！！」」


キンキン！


「あいつらまたやってるわ」

「楽しそうだね」

「バカは外でやってほしいわ」

「そんなことより！s」


　　　　　　　　◯


「私はキレイ好きなの！」

「そうよねー、ぶた子の香水ほんとやばいよねー」

「私の香水は高いんだから！」

「だよねー、ぶた子の香水ほんとやばいよねー」

「やばいやばい」

「ちょーやばい」

「え、そんなことないよー。全然やばくないよー」

「全然臭いよー」

「え？」

「あ、ごめん、いい匂いだよ！」

「そうだよねー。やばいよねー」

「ちょーやばい。ていうかぶた子がやばい」

「え、私なんか全然やばくないよー」

「ちょー臭い」

「え？」

「いやなんでもない」

「ていうかぶた子かわいい」

「やめて！」

「え？」

「これ以上私をいじめないで！」

「は？ぶた子 自意識過剰だし」

「全然やばくなんかない！」

「ぶた子かわいいよ？」

「え、ほんと？」

「うん、ぶた子かわいい」

「……えへ」

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(あとがき)やめて！これ以上私をいじめないで！