虚構を信じる事が出来ますか?


「うーん、大丈夫かなぁ零の奴……」

「こんにちは」

「あ、こんにちは。……え?」



「志保ったら新一君とかなり良い相棒関係になっちゃって。このまま出来ちゃったりしたらお姉ちゃん嬉しいんだけど」

「新一って工藤新一のことですか?」

「うんそうよー」

「そうなんですか。では」

「じゃあね。……あれ?」



「快斗め、マジックの腕をあげたな」

「あの怪盗キッドって貴方のお子さんなんですか」

「ああ、困ったやんちゃ坊主だよ」

「親御さんは大変ですね。あでゅー」

「さようならお嬢さん。……ん?」



死んだ人の残留思念と会話が出来る。見える訳がないと思い込んでいた死亡キャラにさらっと話しかけてナチュラルに会話成立させてから、相手が話が出来ている事に気付く前に去る。故意ではない。どこにでもいる平凡な雰囲気の持ち主だからもう一度遭遇できてもさらっと会話してさらっと消えて行った後じゃないと「アッ!」と気付けない。

コナンワールドの主要人物たちは霊の存在を信じてなさそうだから救済にはなれない。唯一話せる生者の名前(天涯孤独)に節介を焼いたり、名前経由で死亡キャラ同士で交流を持ったりする。スペックが高い奴等ばかりなので節介を焼きまくった結果名前が高性能に見える罠が設置されることになる。


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