合縁奇縁


パラレルワールドの学園長の息子主が原作間近で死んで、生まれ変わったら原作の別キャラの家族になっていた話。

まず第一の人生について。

大川平次渦正の第一子、長男として生まれる。弟か妹が生まれようとした日のお産の調子が悪く、母子共々死んでしまってからは親子二人で生きてきた。父の最大のトラウマ。最初は反動から過保護で甘やかしまくってたけど友人たちに叱咤激励されて、少しずつ子離れしていった。

公式で学園長の年齢は70歳以上設定とのことなので、とりあえず大まかに主の年齢は40歳以上。30代くらいに出来た子供。

主はヘムヘム大好き。父親が仕事に行ってる時に一緒に遊んでくれたり忍術を教えてくれたりしてくれたので。阿吽の呼吸。

ヘムヘムが話してくれる父の武勇伝に忍者への憧れを募らせて、忍者を志す。父も自分の跡を継いでくれないかな(ちらちら)してたので泣いて喜んだ。でも家族を亡くしたトラウマがあるので親より先に死ぬなよ!絶対だからな!とも言われた。

スパルタ教育を受け、メキメキと頭角を表す。「次世代のカリスマ」だとか呼ばれていた。

父の事は尊敬しているが、若い頃は真面目で厳格だった性格が自分と代を変わって後ろに引っ込んでからは時間が経つにつれて我儘でいい加減、剽軽な性格になっていくのを目の当たりにしているので、ちょっと微妙な気持ちになってる。追々、主も真面目系から変遷していくことになるが、当の本人は思いもよらない。

父が引退しようとした時もヘムヘムは元気いっぱいだったので相棒役も引き継いだ。父が忍術学園の構想を練っているとは露知らず、ヘムヘムと仲良く忍務。気が付いた時には主も教師役になること前提で忍術学園が建築される。

ただの能天気なジジイの表情でお前も手伝え!と言われた時は、しょうがねえなこの親父は、と大笑い。後に生徒たちに配られることになる忍たまの友を一緒に作り込んでいく。教員、事務員、医療関係、食事処など、人材をスカウト。

第一期生は拾った孤児たちと、父や主の友人の子供たち。卒業した第一期生の中には忍術学園の職員になる者もいた。

そんなこんなで時は経ち、乱太郎世代が入学してくる年になる。

主は監督員として働いている。卒業の近い六年生と入学したばかりの一年生を中心に生徒たちの観察をして記録をとり日頃の行いも含めて点数をつける。六年五年あたりはその役割を薄々察しているけど、他の人達にとっては風紀を守るお目付け役という意味での監督員だと思われている。生徒同士の行き過ぎた喧嘩を止めたり服装の乱れを指導してたりするから。過去には教師としてクラスを持ったこともある。

「そろそろ学園長の座を継いでもいいんじゃないか?」
「はっはっは何を言うまだまだ親父は若いぞ?」
「そうか?そんじゃもう暫く偉大な学園長を満喫しておくかのう」
「そうしろそうしろ」

そんな話をした数日後、六年生の野外実習に着いていった矢先に想定外の出来事が起こり、とある城付きの忍同士の争いに巻き込まれた六年生を助けるべく囮になり、死亡。

からの転生。そしてこのタイミングで分岐。

キャラの兄になったり弟になったり、親になったり息子になったりする。

上述の通り、元学園長の息子であり学園の職員だったので、どこに転生しても基本的に忍術学園の生徒に優しい。そして父の教えを受け継いでいるのでスタンスは「忍者はガッツだ」。

主の方の世界だと学園長の子供は主一人で、主はずっと独身だったので孫娘のおシゲちゃんは存在しない。転生先の方の世界だと、子供一人生まれることなく妻と腹の子が死んだ学園長は養子をとり、その養子が結婚して出来た子供がおシゲちゃん。という形。


√忍術学園
・生徒、教師陣の兄弟になると、学園に生徒として入るかお手伝いをするかの二択
・一年は組の騒動を楽しく見守りながら偶に土井先生のサポート
・乱太郎の兄として転生していると、お金の都合から自分は控えて弟が入学すればいいと進言。フリーの忍者として動き、高名が囁かれる。鳶が鷹を生んだとして猪名寺の名が売れまくってる。6歳差
・土井先生の弟として転生していると、家が滅ぼされた際に生き別れてしまい、兄は弟を、弟は兄を探すために忍者になる。フリーで動いていたが学園からスカウトがかかり喜んで受けた先に兄がいたという偶然の産物。4歳差

√タソガレドキ
・不義理ではないので、隠れ里で生まれるとそのまま反抗せずに配属する
・ただ前世の死因に関係ある城なので、どういう因果なんだろうかと消化不良感はある。大川の技がバレないように小さい頃から周囲の人を観察してタソガレドキ忍者の技術をパクッてる
・尊奈門の兄として転生していると、高坂が雑渡の見舞いの件で弟と言い争いするのでその皺寄せがやってくる。狼隊所属。途中で山本から小頭の座を譲られる。5歳差
・甚兵衛の息子として転生していると、ぽいぽいと口喧嘩を繰り返す一見すると仲が悪そうに見える親子仲で、実際あんまり良くない。次男。だが病弱の兄が夭折したので次期殿様。父がまだまだ現役そうなので自由に動いている。21歳差

√ドクタケ
・不義理ではないので、世話になった相手がいるならそのまま配属する
・両親がドクタケ忍者だったり偶然ドクタケに恩を売られると、しょうがないと溜息を吐きながらドクタケ所属に
・戦はともかく忍術学園と争うのは止めたいので、下克上して舵を奪い取ろうとする気満々。隙あらば八方斎の背後を狙ってる
・いぶ鬼の父として転生していると、ドクタケ忍者隊随一の実力者として総括を任されてる。今更ドクタケ裏切っても息子に迷惑がかかるし、あんま無茶はできないよねって事で結構大人しめ(比較的)

√ドクササコ
・不義理ではないので、世話になった相手がいるならそのまま配属する
・凄腕忍者の弟として転生していると、幼い自分の為に忍者になった兄を支えようと後を追ってドクササコに就職。兄と白目たちのサポートに回りながらこっそり忍術学園を見守る。10歳差

√ウシミツドキ(オリジナル)
・忍術学園と交友関係のある城。学園卒業生がよく就職する
・不義理ではないので、隠れ里で生まれるとそのまま反抗せず配属する
・忍術学園生徒の誰かの親として転生していると、という設定用
・ウシミツドキ忍軍の大頭。36歳。学園長への使いなどでちょこちょこ学園に入り込んでいるので馴染みまくってる
・雑渡とは腐れ縁で、昔から顔を合わせる機会が多い。殺し合ってきた仲だが園田村以降は一緒にお茶を飲めるようにもなった
・息子はファザコン。立派な忍者になって父と肩を並べるのが夢


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