※えどてん
ふざけるな、と叫びたかった
もう会いたくなんかなかった
「ここにあるイタチ、サソリ、デイダラ、角都、そして長門…どれも強者揃いだ…それにボクの持っている駒はこれだけじゃない」
カブトの言葉なんて、殆ど耳に入ってこなかった
懐かしい
愛おしい
抱きしめたい
そんな思いが俺の肺の中で複雑に混じり合い、俺は耐えきれずにそれを溜息として吐き出した
俺はマダラだ、もうトビは死んだんだと自分に言い聞かせる
それと同時にデイダラは俺のことを覚えているだろうかと淡い期待を抱くもう一人の自分の存在に気づく