※ハンジはお姉さん設定

私は調査兵団のリヴァイ班に所属している、ナマエ・ゾエ。今年で18才になりました。

私の姉、ハンジの好きなものは巨人、そして、妹である私。つまりシスコン。しかも重度の。これにはエルヴィン団長も頭を抱えるほどだ。

なによりも問題なのは、リヴァイ兵長が私のことを好きなことだ。私は姉の後を追って調査兵団に入った。そして調査兵団でリヴァイ兵長に出会い、私は人類最強といわれるリヴァイ兵長を尊敬していた。そして、リヴァイ兵長の事がすこし気になっていた。

そして偶然にも、リヴァイ兵長は私に惚れ、何度も何度も告白してきた。私が返事をしようとすると、必ず姉が現れていつも揉める。これが日常茶飯事。

そして、今日も私はリヴァイ兵長に呼び出された。場所は誰もいない訓練場。もう要件は分かっている。

「ナマエ。…お前を愛している」

「…は、はぁ………」

また告白。リヴァイ兵長はいたって真面目だ。リヴァイ兵長に告白され、嫌な気分は微塵もしない。むしろ嬉しい。ずっと気になってた人だから。

「返事を聞かせてくれないか?」

「………あの、私もリヴァイ兵長が…」

そういいかけた瞬間だった。

私と兵長の間を何かが通過した。ものすごい速さで。そして通過した物体は、私と兵長の足下に落下した。…やはり姉だ。

「姉さん…なんで立体起動装置でここまで飛んできたの?」

「そりゃ愛しの妹の危機だからでしょ!リヴァイに何もされてない?大丈夫?」

「おいハンジ…」

姉は私の両肩をつかんだ。顔が真剣。さすがシスコンだ。姉の顔や服は土だらけ。頭には草がついてる。姉の向こうで、こちらを睨みつけている兵長と目があった。あぁ…姉が削がれる………。

「リヴァイ!いい加減にしてよ!ナマエは私のだから!」

「いつまでそんなことを言っている。ナマエだっていつかは知らねぇところに嫁入りするんだぞ」

「それも嫌!ナマエがリヴァイの嫁になるのも嫌!でも知らない人の嫁になるのはもっと嫌!!」

「じゃあナマエは結婚も出来ず、巨人に食われて死ぬのか?俺はナマエを本気で嫁にもらおうと思うのだが」

「嫌!でもそんな人生を送るナマエは可哀想…」

「だろう?」

さすが兵長。なんか姉をうまく言い込めてる。私も黙っちゃいけないと思い、思いきって言ってみた。

「あ、あの、姉さん?私、ずっと前にリヴァイ兵長のこと、気になってるっていったじゃん?だからさ、リヴァイ兵長の恋人になろうと思うの」

「…ナマエ」

私がそう言うと、兵長は驚いたような顔をしていた。自分がさっき言った発言が恥ずかしくて、顔をそむける。やばい…顔が真っ赤だ。

「…ナマエ、本当に俺でいいのか?前からとは…」

「………はい。リヴァイ兵長が好きでした」

私がそう言うと、リヴァイ兵長もすこし顔を赤くした。こんな兵長、見たことない…。

すると姉が言葉を発した。

「…ナマエがそう言うなら…仕方ないね」

「姉さん?」

姉さんは涙をポロポロと流しながら、私の手をぎゅっと握った。

「ナマエ…!幸せになるんだよぉ!!」

「心配するな、俺が泣かせたりするような真似はしない」

両親がいない私を悲しませないようにと、姉は私をいつも励ましてくれた。すこしでも姉に近づきたくて、私は姉の反対を押しきって調査兵団に入った。そして兵長に出会えた。今思えば、私の人生に、姉は大きく関わっていた。シスコンだけど…強くて優しい。

そんな姉が、私は大好き。

「キスはいいけど…セックスは結婚するまでダメだから!寝るときは私も一緒だから!」

「おい本気で削ぐぞ」

「………」

これが私の自慢?の姉、ハンジです。



*おまけ*

エルヴィン「へぇ、ナマエとリヴァイが結婚か!挙式はいつにする?」

リヴァイ「なるべく早めにしてくれ。もう明日でもいい」

エルヴィン「ハハハ!そんなに急がなくてもいいだろう?」

リヴァイ「あと、俺とナマエの部屋の鍵を強化してくれ。ハンジとはなるべく遠くの部屋で頼む」

エルヴィン「あ、あぁ………(なんだ?)」




あとがき

な に こ れ 。
ハンジさんがシスコンだったらいいなっていう妄想でやらかしました、すいません(反省)次回はちゃんとしたのを書きます。誤字・脱字・感想などはこちらへ!

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