腐女子の家に逆トリしてきちゃった
................
「あのさぁ右目の旦那、ちょっと頼みたいことがあるんだけど」 「ん、なんだ?」
ありがとうございます!!!!!! 今言うべき言葉はこの一つに尽きる。 しがない腐女子の家になにがどうして嫁とその旦那が来ちゃったのか甚だ疑問だけれど、こういう時に本当に彼らの生活を引き受けてよかったと思うのだ。 だって!現実が!最大手!!!やで!!?? 思わず使い慣れない関西弁だって出てしまうものである。 いるかいないかわからないお腐れ神様!ありがとうございます!!! いやー薄い本は厚くなるし、無い胸も熱くなるわー 私が1人でホクホクしていると、目の前でイチャイチャしていた猿飛さんと片倉さんがなにやらダンボールを前に座っていた。 えっなにもう可愛すぎるんだけど! 一人表情筋のトレーニングを続けるこの至福の時よ…とか思っていられたのは一瞬のことで。
「ありがと右目の旦那。でさ、これなんだと思う?」 「わからねぇ…が、重量的にそこそこ中身は詰まってるみたいだな」
2人が腕を組み首を傾げ、考えている物の正体のせいである。 だって、それは、
「うわああああああああああああ!?」 『!!』 「ちょっ!これ、中身見てないですよね!!??」 「え…あ、うん」 「…もしかして、俺達が触ってはいけない物だったか?」
片倉さんの質問に、できる限りの速度で首を縦に振る。 だってあなた方これ薄い本しか詰めてないダンボールじゃないですか!!!!なんで引っ張り出してんの猿飛さんコルァ!
「えー、俺様中身気になっちゃうな〜」 「見て後悔するのは猿飛さん達ですよ!?」
なんちゃって〜とか言い出しそうな気軽さの猿飛さんにそう言って忠告を呈してあげる。 私メインが猿飛さん受けの人だからね!?あんたいろんな人に突かれてあられもない声上げてるから!!! 読んでも責任持てないよ…!? しかしまぁ隠されたら見たくなるのが人間ってもので、2人は一度顔を見合わせた後、好奇心たっぷりの顔で私に近づいてきた。 かわいいな結婚しろ!!!!
----- みたいな話を思いつきましたがなにぶん眠い時に思いついたので話がアレすぎる。
|