ゆらゆらと風の海に揺らぐ風船に、彼女はいつも愛しそうに笑っていた。

放し飼いだから飛んでったのさ
あの赤はもう沈みました
声が届く半径何メートルかにお近付き願います。
あの子の声は届かなかったけど
あんたの囁く声であたしを満たしてほしい
輪っかを作る、それが枷になる
あたしが飛べないのはここが海だからってことにしよう
連帯責任で一つずつ割っていこうか
貴方に注がれた命は熱すぎて宙を舞えない。
ふらふら飛んでっていいなら手放して。
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -