本日の私。
椅子に縛り付けられて、自由を奪われている。
そんな私の足元に屈む兵助くん。そして目の前にはビデオカメラを構えた尾浜くんの姿が。
え、これ何て既視感?と思っているのもつかの間、スカートを履いた私の両足は兵助くんの手によって大きく開かれた。
ちょ、中丸見えになるから!

「え、ホントに何なのこの状況。またあんたの仕業なの、尾浜くん!?」
「いやぁ、前撮らせてもらった写真も良かったんですけど。画像だけだとみんなそろそろ飽きちゃって」
「ちょっと待ちなさい、そのみんなって誰」
「で、今度はちゃんと声を入れて録画させてもらおうかなぁと」
「だから人の話を聞きなさいって!」

この子たち昔っから自分本位すぎる!
近所のお姉さん、というポジションのはずの私を一体何だと思って…!
ってだから、兵助くんは平然と手を動かさないの!!

「梅雨さん、今日ガーターベルトなんだ。凄く綺麗」
「ふーん、なんだ。そっちもその気だったりしてね」
「そんな訳ないでしょうが…!今日はちょっと、いつもより涼しかったから…!」
「でも、レースの下着にこれ押し付けるの、中々面白いかもしれない」
「な…っ!?」

ぐりぐり、と突如硬いものが私の下着の上から突いた。
何だろう…ちらりと視線を向ければ、肉と赤い下着の合間から見える黒い塊。これはいつぞやの極太バイブ…

「いやいやいや、そんなの挿れたら確実に私出血するからね!冗談でもやめてよ!?」

必死の抵抗を見せる私に、二人は新しいおもちゃを見つけた子供のように目を輝かせていた。
兵助くんがブラウスのボタンを外しながら、「梅雨さんもしかしてまだ処女?」と聞いてくる。

「しょ…!何てことを聞くのあんたって子は!」
「だってこんな怖がってるし」
「もしかして玩具で遊んだことはないとか?」
「それ以前にこんなぶっといバイブ見せられて、怯えない方が有り得ないわ!!」
「いや、そんなことはない」
「案外これで喜ぶ女だって少なくないしね、兵助」
「そうそう、勘ちゃん」

「…もう嫌っ!」

この子たちって…この子たちって…
仲がいいのは知ってるけど、こんなところまで協力して親友の絆を深めているだなんて…知ってたけどさぁ。頼むから犯罪だけは起こさないでちょうだい…私を含めて、関わらないで欲しいのに!!

「ま、うだうだ言ってるよりヤル方が早いしね」

兵助、と尾浜くんは兵助くんを呼んで、兵助くんは両サイドにある下着の紐を引っ張った。ご丁寧に口で。
それから、恥ずかしくも公開されてしまった私の大切な部分は、尾浜くんのカメラが寄って、近くで録られてしまう。

「ちょ!やだやだ、そんなのやめてってば!!」

私は必死で叫んだ。
しかし二人の行為が止まることはなく、兵助くんの手は次第に私の泉を攻め、尾浜くんはそんな私の様子をひたすらカメラで撮影していた。
羞恥から、私の顔が真っ赤に染まる。

「うぅ…やめてってば…」
「兵助、もう舐めちゃったら?その方が滑り良くなるし」
「ん。そうする」
「え…? っ、ひゃぁぁ!」

一瞬、何が起きたのかわからなかった。
今まで指でそこを弄っていた兵助くんの頭が下がり、生暖かい感触がそこにした。べろりと、まるで飴やソフトクリームを舐めるように大胆かつ繊細な舌の動き。
私はびっくりして、背中をのけ反らせた。

「やぁん!あっ、あっ、へ…すけくん、だめ、だめよぉっ!んっんん…っ」

手足が自由に使えないので、声を上げて止めさせるしかない。けれど口を開けば引っ切り無しにいやらしい声ばかりが出て、拒絶という拒絶にならない。
兵助くんは尚も舌を動かし続けた。

「んっ、あぁ、や、あ、あん、ふぁっ…あぁん、や、や、やぁん…!」

顔の目の前にカメラがあった。尾浜くんが目を細めて私を見ている。

「梅雨さん、いい声出てるよ。これならあいつらも満足するかもね」

あいつらって…?
聞くこともできないまま、私は嬌声を上げ続けた。

「兵助、もういいよ。そろそろそれ中に入れてやって」

尾浜くんの掛け声の元、兵助くんはよだれとその他の液(…)でテラテラに光った顔を上げ、確認するようにもう一度私の中に指を埋めた。

「ん。解れてる」
「やぁん…」

それから指の代わりにあの黒いバイブを泉の入口に押し付け、ゆっくりと挿入した。指でない、ましてや人の体温を持たないそれに、私の体は戸惑っていた。

「や…キツイ、そんなの挿れないでよ…だめ、だめ、やぁ…っ」
「でも滑りは悪くないから、すぐに入るよ」
「ひん…」
「兵助、それ中に入ったらこっちも頼むね」
「いいけど、勘ちゃんは?」
「俺はこっち」

言って、兵助くんは右手でバイブを私の中で抜き差ししながら、左手で尾浜くんが持っていたカメラを構える。一人二役。
尾浜くんが言っていた「俺はこっち」とはどういう意味だろう?と、相変わらず情けない声を上げながら私が彼を見ると、尾浜くんは自身の履いているジーンズのベルトを緩めた。そしてそのまま下着を晒し、一物を取り出す。
喘ぐ私を見ながら、自慰を始めたのだ。

「やぁん!やっ、あ…あっ、へい、すけくんも!あっ、おはまくんも…そんなことしちゃ、ダメだって…やぁん、あぁ!」
「ふ…そんな声上げながら言われたってさぁ」
「説得力ないよ、梅雨さん」
「それは、へいすけくんが…ぁっ!」

ぐりぐり、と奥で中を掻き交ぜられる。私は顔を振って快感に堪えた。

「そんな顔しちゃってさ…男を誘惑しないと思ってるの?」

尾浜くんの、少しだけ上擦った声が聞こえる。話しながら、手だけはずっと動かしている。
私はそんなことない!と反論したかったが、状況と、体の限界が近く、もはや何も言っていられない。
ただ必死に顔を反らせていると、「カメラに映らないでしょ」と無理矢理前を向かせられた。尾浜くんの股間が近い。

「やぁっ、ねぇ、も、ダメだから…許して、あっ、これ以上は…だめ、だめぇっ!」

叫べばより一層激しくなるバイブの動きに、私は堪らず限界を迎えた。
びくりと体を震わせ、中を痙攣させる。乳首が反り返り、言葉にならない快感を得た後、余韻を残して力を抜いた。
次の瞬間、顔にベチャリと何かが掛かった。見れば、興奮した顔の尾浜くんが自身を掴んだまま私に向けているではないか。
これは間違いなく……アレである。
独特のにおいが鼻をついた。

「はぁ…お疲れ様、梅雨さん」
「尾浜くん…?」
「きっといいものが録れたよ。という訳で兵助、早速確認しに行こう」
「待って勘ちゃん、俺も一回出してから行きたい」
「そうだね。じゃぁ、兵助も梅雨さんに掛けてきなよ。ビデオ回してるからさ」
「ん。待ってね」

「え…いやいやいや、それどういう…」

確認を取る間もなく次は兵助くんが私に向けてセンズリを始めて、その後は予想した通り二人分のザーメンを被ることになってしまった私。
こいつらには敵わない…心の中でそんな敗北感に包まれた。

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -