「ふーんふふふふーん♪」

上機嫌に鼻歌を歌って汗を流す。今は大好きなバスタイムだ。最近買ったばかりの入浴剤を入れ、私は一日の疲れを取る。
あー…気持ちいい。癒されるわ…うっかりこのまま寝ちゃいそう、なんて思う。だけどキリがいいところで出ないと、な…

ガラッ

「お…何かいい匂いする」
「………」
「よ、梅雨さん。湯加減どうだ?」
「何であんたがここにいるの…三郎くん」
「何でって?そりゃ、梅雨さんと背中流し合おうと思って」
「帰れ。今すぐ帰れ」

浴室のドアが開いたと思ったら、腰にタオルを巻いた三郎くんが入ってきて、勝手にシャワーを使い始めた。兵助くんといい、無断で私の家に入りすぎだ。私の知らない間にみんな合い鍵作りすぎでしょ。せっかくのバスタイムが、厄介な時間へと変わる。

「梅雨さん、ちょっとつめて」

軽くシャワーで汗を流した三郎くんが、狭い浴槽に入ってくる。一人でやっとなんだから、二人だとギュウギュだ。

「三郎くんが入るなら、私もう出るわ…」

立ち上がろうとした私の体を、三郎くんが引き止める。そのまま浴槽の縁に押し付けられて、キスをされた。

「んっ…ゃ、ぁ…んん…っ」
「っ、はぁ…ちゅ、ん…」
「んむぅ、んん…ん…!」

ちゅう、と舌を緩い力で吸われる。気持ちいい。
唇を離すと、三郎くんは私の胸に手を伸ばして捏ねくりまわした。お風呂の中だから、自分の胸がいつもより柔らかく感じる。私は涙目で三郎くんの顔を押しのけた。

「んっ…やぁ、だめ…あっ、はぁ…!」
「口ではそう言ってても、体は正直だよな」
「ど…こが、あっ、ひん…っ」
「だって、乳首勃ってるし。ピンク色。ほら」
「ほらって…んっ、や…だめぇ…あっ…はぁん!」

固くなった先端を、三郎くんの指が押し潰す。入浴剤は白で、湯の色は乳白色に濁ってる。にも関わらず、私の胸だけがそこから顔を出していて…三郎くんの言う通り、ぴんと突っ勃っている。
やだぁ…そこだけ見えてるとか、恥ずかしい…

「ん…あん…ふぁ、あ……は…っ……はぁん…!」

私が胸だけで達してしまうと、体から力という力が抜けてだるさが残った。三郎くんは満足そうに、唇を落とす。と、今度は私の手を取って、三郎くんのそれに触らせられる。お湯の中でもわかるくらい、熱くて固かった。

「三郎くん…」
「梅雨さん、潜望鏡してよ」
「せ…!」
「意味はもちろん知ってるよな」

ニィ、と笑う三郎くん。
潜望鏡…知ってるよ。つまり口でしろというんでしょ?だけど、私はいいとして…三郎くん、君は一体どこでそんな言葉を覚えてきたのよ…

私が躊躇していると、自ら腰を浮かせた三郎くんが、手で私の顔をそれに近付けた。

「ちょ…」
「焦らすなよ。待ちくたびれた」
「で、でも…んむぅっ!?」
「梅雨さんはさっきイカせてやったんだから、今度は俺の番。…そうそう、上手く舌使ってやってね」

三郎くんのそれを口の中に押し込められたかと思うと、軽く頭を押さえつけられる。仕方ないので口を上下に動かしてやれば、手の力は緩んで、今度は優しく髪をすいてくれたりした。
私は膝を三郎くんの腰にあてて、より安定感を得ながら口を動かした。お湯の中から立ち上がるそれは、まさしく潜望鏡そのもので…誰だよこんなこと考えたの。

「んっ…はむ、ちゅう…ん……んぅ、」
「っ、…へぇ、中々…」
「はふぅ…ん、…ねぇ三郎くん、私上手いかな?」
「ん…悪くはないな」
「そう…んむ、ん…ぅん…んん…っ」
「っはぁ…」

三郎くんは息を荒くして堪える。
まぁ、悪くないって言われても、相手は中学生だしなぁ。刺激にはまだ慣れてないんだろう。
ちろちろと先っぽの方を舐めてやれば、軽く身震いするように腰が揺れた。そのまますっぽりとくわえこんで、吸い付いた。

「っ、あ…」
「んんっ…!」

どくん、と大きな波が私の中に押し寄せる。口の中で広がる特徴的な味。私はそれを零さないように飲み込むと、はぁと息をした。

「あれ?飲み込んだんだ。てっきり嫌がると思ったけど」
「…だって、湯に混じる方が嫌でしょ」
「ふうん、なるほどね」

三郎くんは満足したようにそう言うと、未だ三郎くんの後味が残る唇にキスを落とした。私には、こっちの方がびっくりだ。三郎くんは他の子と比べて、大人のような気がする。

「気持ち良かったから、次もまたシテよ」

けれどそんなことを言ったので、私は容赦なく彼の頭を殴ってやった。

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