※memo log 中学生の『尾浜』を既読の上でご覧下さい 休みの日だからといってごろごろしてたら、いつの間にか我が家にいる人の気配が増えていた。 どうせまた兵助くんだろう…と思ったが、聞こえてくる声が一人でないと知るや否や、私は慌てて体を起こした。 ドアの向こうから男の子の声が聞こえる。 『あれ?梅雨さんは?』 『まだ寝てる。大学生の特権とか言って、休みの日はいつも昼まで寝てるよあの人は』 『何だよ、だらしねぇなぁ』 『三郎、その言い方はないって。梅雨さんだって疲れてるんだから』 『へーへー』 『それより勘ちゃん、DVD再生の準備できた?』 『待って兵助。もう少しだから』 『楽しみだなぁ!』 『今回は気合い入ってるって、兵助も言ってたし』 …いやいやいや、君たち何で全員うちに揃ってるのさ。ここ私の家なのに、家主おいてDVD鑑賞会? 意味がわからないから! そして三郎くん、だらしなくて悪かったわね! 私は眠気も一気に飛んで、Tシャツ短パンのままリビングに出て行った。 「あ、おはよう梅雨さん」 「おはようございます」 「よっ!邪魔してるぜ!」 「やっと起きたのか」 「よし、これで大丈夫なはず…あ、梅雨さんおはよう」 「…いや、おはようじゃなくてさ」 銘々が私を見るなり一言声をかけてくる。それはもう自然に。 私はとりあえず言ってやりたいことがあったが、ツッコミどころが多すぎて正直勢いが萎えた。 何から言っていいやら… 「あんたたち、こんな朝っぱらからうちに来て何なの?しかも勝手にテレビいじって、DVD鑑賞会?そんなのうち以外でやりなさいよ!」 「えー、だってなぁ」 「うん。他じゃぁ邪魔が入ってやりにくいし」 それくらい我慢しろよ。 「それに、これは一応梅雨さんの為だし」 「どゆこと…?」 「梅雨さんの為というより、僕らの為でもあるんですけどね」 「見た後に欲情しても、すぐに発散する相手がいるってこと」 「待て待て待て!あんたたち一体何を観ようとしてるの!?」 まさか思春期の男の子にありがちな、AV鑑賞会というやつではなかろうか!あの有名な! そう思ってつっこんだところに、尾浜くんの爽やかな表情が私を見遣る。 「何って…先日俺が録った梅雨さんの淫らなビデオだけど?」 「ってまさかの自分出演モノーー!!!!」 あ、あれを観るだと…!? ちょ、本気でやめてくれぇぇぇ!!! 私は全力でDVDを持つ尾浜くんに向かって行ったが、横からハチくんの手が伸びてその場に押さえ付けられる。 「はいはい、しても無意味な抵抗は最初からやめような」 「三郎くん…っ!」 「すみません梅雨さん。でも僕たちも思春期なんで…」 思春期という言葉で片付けるなよ!! 「さ、こっちはいいからさっさと再生してくれよ」 「はっちゃんばっかりずるい…俺も梅雨さんに触る」 「いやいやいや、これは触るというより押さえ付けられている訳で…」 「仕方ねーな、ほら。前は兵助にやるよ」 「って許可しないでよ!!」 「ん。ありがとう」 「じゃぁ俺は顔を貰うか」 「後ろの穴は俺に残しておいてね」 「僕は…えーと、えーと…」 「雷蔵はもう触りたいと思ったとこ全部でいいよ」 「うん…そうするよ」 な に こ の チ ー ム プ レ イ は 絶句する私を前に、尾浜くんは「じゃぁ再生始めるよ」と声をかけ、テレビに映像が映し出される。 と同時にあちこちから手が伸びてきて、私は逃げられないままテレビを直視するはめになった訳である。 「ちょ…!やだって、離して!」 必死に抵抗するが男五人を相手にして敵うはずがない。テレビの中の私は二人を相手にしても逃げられないのだから。(あの時は縛られてたっていうのもあるけど) 何だか似たような状況が再現され、彼らは皆画面を食い入るように見ているはずなのに、手だけは緩めずに動かしてきた。 「んっ…やぁっ、みんな、さわらないで…!」 「おほー…梅雨さんあんなエロい下着も持ってたんだな」 「今の格好とは比べものにもならない」 「だけど脱がしちゃえば同じじゃないかな?」 「さすが雷蔵、その性格は見習うぜ」 「という訳で梅雨さん、脱いで」 「ふぇ?あ、ちょ、ちょっと…!」 下半身を押さえ付けられたまま、バンザイをさせられてTシャツが取り払われる。続いて短パンも、その下に履いていた下着も脱がされて、真昼間だというのに私は何故か全裸で自分の家に留まっていた。 周囲から欲に満ちた視線が集う。 「やっぱ梅雨さん綺麗」 兵助くんがそう言って、お腹に口付けた。 「あぁっ!やっ、だめぇ…そんな風にしちゃ…!」 後ろからはハチくんが胸を揉み、三郎くんは唇を重ねてくる。指先に感じるくすぐったさは、雷蔵くんの舌だろう。 「ふぁ…ん、んんっ、んっ…」 ちらりと画面を見れば、画面の中の私も同じような声を上げて、首を振っていた。尾浜くんはどこに行ったのだろうと視線を漂わせると、またもやビデオカメラでこちらを撮影している尾浜くんと目が合い、私はかぁっと顔が赤くなった。 ま、また録ってるの…! 「梅雨さん、こっち集中して下さいよ」 赤い舌を出した雷蔵くんがちろちろと指の間を舐める。ぴくん、と腰が揺れてしまった。 「梅雨さん、凄く気持ち良さそうな顔してる…どうせだから順番にイカせてみるか?」 「お、いい案だな」 「何回イケるか、試してみよう」 「え?みんな何言って…」 「男はみんな、好きな女の子を喘がせるのが好きだって話ですよ」 雷蔵くんの言葉を最後に、私の体はそれ以上何も聞けなくなった。 体のあちこちに与えられる刺激が急に強くなって、快感に打ちひしがれたからである。 「ひゃぁん!や、あぅ…あっ、あぁん、はっ、あ、あ、あ、」 「ちゅ…ちゅるっ」 「ふぁんっ、あっ、や…!」 「ちゅく…先っぽ、すげー尖ってる。気持ちいい?」 「やっ、あん、あっ、あっ、はぁ…あっ、あっ!」 「っはは、もう言葉になってないな、梅雨さん」 「らめぇ、そこ、らめ、らめ………!」 ぬちゅう、といやらしい水音を立てて、私の泉からは愛液が溢れ出した。たまらず達してしまう私。 肩ではぁはぁと荒い息を整える間もなく、刺激は与えられ続ける。 「ん。まずは一回、かな」 兵助くんの唇が胸まで上がり、先端に吸い付いた。代わりにハチくんの指が今まで兵助くんが弄っていた泉に触れ、こんこんと湧き出る愛液をすくっては肉芽に擦りつける。 このままだと、二度目の絶頂もそう遠くない内に迎えるのだろう。 「や…もう、DVD好きなだけ見ていいから…そっちで満足してよぅ…」 懇願するように呟いた声を拾って、尾浜くんがくすりと笑った。 「や、それは無理でしょう。何たってこいつらは思春期だし」 「そうそう」 「女の体には興味ある年頃なんだよ」 「色々とね」 「だからまぁ、俺らに目をつけられたのが運のツキだと思って」 「「「「「大人しくヤラれてね」」」」」 こいつら…っ! 結局その後、私は彼等の手によって嫌と言う程イカされ、時々口に突っ込まれたり、色んなところにぶっかけられたりして、自由なはずの休日はなくなった。 今日は一日平穏に過ごすはずだったのに…くそう、腰が立たない! 土産に新しい映像を手に入れた少年たちは、機嫌良さそうに帰って行った。 思春期の男の子☆ 「中学生シリーズ」の番外編をリクエストしてくれた瑞歩ちゃんに捧げます! フリリク参加ありがとう! 五年生全員が集まったら…ということだったが、こんなんで良かったかな? 本人は楽しみながら書けたよw 次も何か機会あったらよろしくね! いつもいっぱいありがとう!(^O^) みどり 2010.09.20 |