「え…飲んだ、んですか…」
「えぇ」

俺の問い掛けに、戸惑った様子もなく答える蛙吹先輩。
逆に俺の方が恥ずかしくなって、カッと顔が赤くなった気がする。
今更だけど。

「…まずくないんですか、それ」

渋い顔をして聞けば、先輩は後始末をしながら顔を上げ、

「まぁ美味しいものではないわよね」
「やっぱり…」
「でも飲めないものでもないし、竹谷のだから頑張ったのよ」

なんて言うから、俺は簡単に勘違いしてしまう。
違う。
先輩に特別な意思はない…
これは色の実習なんだ。

蛙吹先輩は処理を終えると、自分の夜着の帯を解き、あっという間に脱ぎ去った。
初めて見る成熟した女の体に、俺の目は釘付けになった。
予想以上にいいカラダをしている。
そんな俺の気持ちに気付いたのか、蛙吹先輩はまた小さく笑いながら、俺の上に体を重ねてきた。
密着した部分に、柔らかい肌が触れる…
言葉に表すには難しい心地よさだ。

「先輩…軽いですね」
「男の子に比べたらねぇ」
「ほんとに軽いですよ…あんまり乗ってる感じがしない」
「、ねぇ竹谷」
「はい」
「遠慮しないで触っていいのよ?これは実習なんだから」

ふ、と息を耳に落とされる。
ぞわりと体が震えた。
触っていいって言ったって…今まで触ったことがない俺には加減とかそういったものがわからない。
触りたい気持ちは山々だが、本当に触ってもいいのだろうか、今更迷ったりしてるし…

蛙吹先輩の手が俺の手を取った。

「ほら、」

と言って導かれたのは、俺が触りたくてしょうがなかった、なだらかな双丘だった。
や…わらけぇ。
触れたまま固まっている俺を見て、先輩は好きにしていいと言った。
戸惑いはまだあるが、この機会を逃すのは余りにも惜しい…
俺はゆっくりと先輩の胸を揉み始めた。

「ん…はぁ……」
「先輩…気持ちいい、」
「そう…そうよ、そうやって感じさせて…ぁっ…」

むにむに、と先輩の胸は俺の掌の中で自在に形を変える。
それが面白くて、好き勝手に弄っていた。
すると先っぽの方がつんと勃ってきたのがわかったので、了承は得てないけど俺はそこに吸い付いた。

「やァん、あ…はぁ……っ」

先輩が一際大きい声をあげる。

「んっ…んん…ぁ、は…や…ふぁ……んっ!」
「…ふ、んん…」
「あっ、ひん……あぁ…あ…ふ…」

俺の上で先輩が体を震わせる。
顔は見えないけど、感じてはいるはずだ(演技じゃなければ)
俺は思いきって、今更考えることは止めた。
本能に任せて、先輩の体を求める。
ちゅうっ、と吸い付けば、背筋を反らせて逃げようとする。
その背中を押さえて、抱きしめた。

「ふ…ぅ、はん…ぁ……」
「…先輩、感度いいですね」

こんなんで、忍務の時大丈夫だろうか。
先輩は体をくねらせながら、胸に埋められた俺の頭を更に抱き寄せる。

「ん…竹谷だから、」
「え……」
「相手が竹谷だから、感情が抑えられない…」
「………」

それ、さっきも聞いた。
先輩はよっぽど俺をその気にさせたいらしい。
俺は先輩との位置を入れ替え、蛙吹先輩を布団の上に組み敷いた。
長い黒髪が散らばる。
胸以外にも、触りたいと思ったところに触って、舐めて、吸い付いた。
先輩の口からは引っ切りなしに喘ぎ声が漏れる。

「あ…あん、っは、あぁ…っ」

胸にいくつもの痕を残した痕で、太股を撫で上げた。
うっすらと瞼を開いた先輩と目が合い、いいよと合図される。
俺はゆっくりと先輩のそこに、指で触れた。

「ん…んんっ…」

ぬちゃ、という音がして、見ないでもわかるくらい、先輩のそこは湿っていた。
入口を摩るように触ってから、ゆっくりと指を差し入れていく。
ずぶり、と飲み込まれた指は、先輩の中で締められる。
同時に、こんなにも温かいということを知った。

えっと…指を入れるまでは良かったけど、この後はどうしたらいいんだ?
動かしても平気かな…
俺は先輩の様子を見ながら、ゆっくりと抜き差しを始めた。
先輩が痛がらないか不安で、もの凄く慎重にだ。
壁に沿って指を這わせる。

「ん…あぁ、あ…ん…はぁ…あ…、んん…」

蛙吹先輩の眉間にしわが寄り、何かに堪えるよう身をよじった。

「痛くない…ですか?」
「ん…大丈夫よ」

でも、気持ちいいまではいってないんじゃないか?
経験のない俺の技術で蛙吹先輩を良くしてやることは多分できない。
それでも俺の為に尽くしてくれたり、色々なことに堪えてくれる蛙吹先輩が俺はどうしようもなく愛しくて、綺麗で、可愛くて。
せめてできるだけ痛みはないようにしてやりたいと思った。

蛙吹先輩の足の付け根に目をやり、ごくりと息をのむ。
それから俺はそっと泉の湧き出る秘密の場所に、舌を這わせた。

「んっ…はぁ!あ、やぅ……あっ…うぅん…っ」

蛙吹先輩の声が変わった。

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