白くて柔らかそうな肌をした兵助の顔がまた近付く。 少しはねている彼の髪が擽ったい。 私は彼が求めていることがわかって、私はそっと瞼を落とした。また唇に温かく、心地よい感覚がやってきて、私はそれに酔いしれた。 「っん、ふ…」 「…っは、」 さっきより、荒々しくて貪るようなキス。しばらくすると、にゅるり、と舌で唇をこじ開けられて、口の中に舌が入ってきて、ゾクゾクする。 舌を絡められる度に、私の身体の芯がどくり、と反応した。 「…んっ…はぁ…」 「…ん、」 私と兵助の吐息と息づかいが部屋に響いた。 私はそれから彼に押し倒された。彼は私に跨がり、そして私はまた口付けをされた。 私は、…完璧に酔っている。 もう身体の力が入らない。 「っう、ん…っ」 「…ん、…」 貪るような荒々しい口付けをされて、芯はまた熱くなった。 それと共に…どくん、と子宮の奥が疼いて、私はもっと先のことを期待してしまったのだ。 ぬち、と音がした。 唇が離され、少しお互いに繋がる糸がひいて途切れた。 私はまた、ぽーっとしながら彼の顔を見た。 << < 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 + > |