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0927 念力主
ワンピース









「見つけたぞ赤髪!!」




たまたまこの島に立ち寄ったシャンクスという名前の海賊と意気投合して一緒に酒を飲んでいるとけたたましい音を鳴らして酒場のドアが蹴り破られた。入口にいるのは数名の男で、それぞれが剣や銃など物騒なものを持っているのが見受けられる。




「赤髪?なんだそれ」


「あぁそれ俺だ○○」




今日なりたての友人の突然のカミングアウト。赤髪って確かに赤い髪してるがそんな呼ばれ方してるのかお前。ていうかあんな物騒な奴らに探されるって何したの。




「あいつらはたぶん賞金稼ぎだ。1人になるの待ってやがったのかな」




賞金稼ぎって。え?賞金稼ぎ?賞金て…お前賞金首!?!?
どやどやと入ってきた男達が一斉にこちらに銃を向けた。いや、まってくれ俺もいるんだけどまさか撃たないよな。巻き込んだりそんな節操のないことしないよな。ていうか何笑ってんだよシャンクス元はと言えばお前を狙ってきたんだろおいお前、




「撃てー!!」




ちょっ!!!!




「…責任取れよなお前…」




激しい銃声と共にはじき出された弾丸は全て俺に届く事なくそのまま空中でストップする。なんでって俺がそうやってるからな!おいシャンクス!ニヤニヤしてんじゃねえ!




「すげえな○○!お前能力者だったのか」




ちっげえよ俺のこれは天然だっての!だからバレないよう使わずに生きてたのにお前のせいで…この島出なきゃいけないだろうが!
弾丸が止まったことでめちゃめちゃに戸惑ってる賊共にとりあえず弾をお返ししてからシャンクスの方を睨むと俺とは対象的な笑顔でこいつはニッと笑った。




「なら俺の船に乗るか?」




…は?




「あとさっきから頭に直接声が響いてんだけど」


「あ、ごめん」




End