0912 猫好きCP9主
ワンピース
なでなで、フサフサ。手触りのいい毛並みを撫でて心を癒す。は〜この仕事殺伐としてるし癒しって大事だよなぁ。
「お前もそう思うだろ?ルッチ」
柔らかいソファに座って撫でているのは後輩のルッチ。こいつの能力がゾオン系、しかもネコ科の動物でよかった!俺は猫が大好きなんだ!
「…はい」
めちゃくちゃ嫌そうに返事をしたルッチは無視してさらに毛並みを堪能する。頭から尻尾までデカい猫だ、幸せ!
「お前は俺の癒しだよルッチ」
ルッチが猫になったその日から、俺はルッチを可愛がってきた。格下には興味無いから猫になる前のルッチや他の奴らは別にいないも同然だったが、猫は別。猫だけは別。もしルッチが困っていたら助けてやる。猫だから。
「…あんたは」
俺に撫でられているルッチがボソッと呟いた。その先輩への口の利き方じゃない喋り方も猫だから許している。
「俺がレオパルドだから好きなんだろ」
「当然だろ?」
お前が猫じゃなかったらとっくに殺してるよ。そう言うとルッチは顔を背けた。猫だから許す。
End