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「クイーン。あんまり一人歩きするな、こんなときに」
「ごめんごめん」
「それからマコト、助かった。ありがとう。こいつらから聞いたがまさかお前が・・・」
「あー、いいよあのくらい。忘れてくれ。早くも黒歴史ってやつなんだ」
アサヒをタカシに送り届けるとやつは車から降りてきて奴らしくもなくしおらしい礼を言った。王様から礼を言われるなんてそうそうないのに、なんだかもどかしくなってしまいその話しを適当に切り上げさせた。
「それじゃあ、おれたちは引き続きカラスの頭を探す。お前もなにか分かったら教えてくれ」
「ああ、なんかすぐそこまで見えてる気がするんだ」
キングとクイーンが顔を見合わせる。そして彼女がぼやいた。
「平穏はすぐそこよ」
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