1.
『え?私、ソロの昼食なんて食べてないわよ? 』
『本当に食べてないんだよね? 』
『ええ、あんな美味しいもの――…………あ、』
『やっぱり君だったんだ!』
君はいつもそうだ。嘘をつく時、きまって前髪を弄る。
『私たち、ずっとこのままでいられたらいいのにね』
花畑で寝ころんだ時のあの言葉、君はそれが叶わない事を分かっていたの?――ねえ、君が望むなら、僕は君の手を引いて逃げたのに。皆には申し訳無いけど、君の為なら世界相手に戦う事だって構わないのに。
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