〇NARUTO×銀魂


ある事情で師匠を手にかけたNARUTO夢主が、同じ境遇にある銀さんと過去を打ち明け合う。


「…私も一緒だよ、銀さん。私もまだ若かったころに、先生を殺した」
「!」
「言い訳にしかならないかもしれないけど、先生が言ったんだ。“今この状況で、おまえがとるべき最善はなんだ”って」
「…」
「…苦しかった。先生のことが大好きで大切で、誰よりも尊敬してたから、そんな先生を手にかけることが本当に最善なのかって、回らない頭で考えたよ」
「…」
「――でも、私は、先生を殺した。どれだけ経っても未だに同じ班だった仲間は、私を避けるんだ」
「…っ」
「…だから私、ほんの少しだけど、銀さんの気持ち、わかるよ。目標にしてた人間を、自分で手にかけなければいけない、そんな銀さんの葛藤が。本当は誰かに言いたいけど、それを心にしまって、それでも護りたいと思う気持ちが、ね」
「…わりぃ」
「…!?」
「…つらいこと思い出させちまって。…情けねぇんだけどよ、こんな時になんて言えばいいのか、俺にはわかんねぇ。おまえの気持ちが痛ェほどわかっから、どう言葉にして伝えたらいいのかわかんねぇんだ」
「…」
「でも、こうして、たとえ少しでも寄り添うことはできらァ」
「…ぎ、んさん」
「…話してくれて、あんがとよ」




これ書いてるだけでも苦しかった。構想だけはずーーっとある、そんなお話。(夢主がびっくりしてるところ(「…!?」←ここ)は銀さんに不器用に抱きしめられてればいい)


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